【名探偵コナン】夜のお仕事って言っちゃあ夜のお仕事ですが。

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合コンが終わって帰宅したとはいえ、まだ夕方？お昼？の３時。

高明を家に入れる。

『紅茶？珈琲？』

「紅茶で」

朝から合コンってどうかと思う。

まぁ、夜じゃないだけ健全か。

私は高明に少し高かった紅茶をいれた。

今日は少し疲れたのだろう、高明の顔は窶れているように見える。

高明に紅茶を出し、私は珈琲を飲む。

二人で一段落すると

『私、夕食の食材買いに行こうと思うんだけど高明はどうする？来る？』

ここは誘っておくのが吉か。

「行きます」

高明はさっき脱いだジャケットを羽織る。

今、付き合ってた頃より充実している気がする。

「夕食は何をするんですか？」

『高明は何がいい？』

お、この質問は恋人っぽいな。

「じゃあ...オムライスで」

少し照れくさそうに提案をした。

何て言うか...ね。

この人、なんで私相手だとこんなに素直なんだろ。

靴を履き、高明が出たのを確認すると戸締りをする。

オムライスか...

私、綺麗に作れる自信無いや...

歩いて数分のスーパーへ行く。

ここはそこそこ野菜の値段が安くて助かっている。

私がカゴを持つと奪い取るかのように私の持っていたカゴを持つ高明。

笑いそうになったが彼も良かれと思って真剣にやってるんだと思い、笑いを堪えた。

卵やケチャップなど必要な物を見ていると意外な人と鉢合わせた。

「あれ？Aお姉さんと諸伏警部？」

コナンくんだった。

『あ、コナンくん！』

私たちの方へトテトテと走ってくる。

「諸伏警部と知り合いなの？」

私と高明を交互に見るコナンくん。

『元カレだよ』

なんて言うと高明はきつい目付きで私を睨む。

え？

とビックリしたが、事実なのだから仕方がない。

「え、Aお姉さんの元カレって諸伏警部だったの！？」

意外だったのか予想以上の反応をされる。

そんなコナンくんに苦笑いを浮かべる高明。

「でも、なんでこんなところに？」

確かに違和感があるよな。

長野県警の警部がこんなところにいたら。

「さっき偶然会ったんですよ」

『合コンで』

また私が余計な事を言ったのか高明が睨みつけてくる。

ひどい...

「Aさんったら酷いんですよ。コナンくん。キスなんてしてくれませんでしたし、デートの時だって仕事仕事で...」

大きなため息をつく高明。

「Aお姉さん...」

軽蔑する眼差しを私に向けるコナンくん。

あ、やっぱり私が悪いんだね。

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