【名探偵コナン】夜のお仕事って言っちゃあ夜のお仕事ですが。

安室side ページ24

ポアロのバイトが終わったあと。

「風見、あの女のことだが...」

僕は今、風見と電話している。

先日、風見に古川Aについて調べることをたのんだ。

今日の事といい、あの女は少し怪しい。

古川Aを知れば知るほど謎が出てくる。

今日、持っていた封筒だってそうだ。

なぜ封筒にお酒の名前が書かれているのか。

『それがですね...組織との関係が全くないんですよ』

風見の声が低くなる。

「なんだと」

『古川A、25歳独身、職業は門川の編集をしているようです。両親はすでに他界しており、兄弟関係はなし。犯罪歴もないようです』

僕は手を顎によせる。

門川の編集だったか...

そりゃ、仕事が忙しいわけだ。

真っ昼間に男の家に行っていたことに辻褄があう。

しかし...

封筒に書かれていたのは何なのか。

...

お酒の名を聞くだけで疑ってしまうのは僕は少しそういうことに敏感になってしまっているのか。

この事が空振りだったとき、僕はとても無駄な時間を潰している。

彼女とその回りについては様子見をして、情報を取り揃えていくしかない。

「ありがとう風見。明日、登庁するからよろしく」

そういい、電話をきった。

RX-7に乗って、安室の家に向かう。

明日も忙しくなるんだろうな。

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