【おそ松さん】引きこもり男子の裏事情。

八　　　おそ松side ページ9

「そういえばニート達。あたしたち夫婦で明日から一か月ハワイに旅行することになったから」

皆「は？」

いきなりかよ...

飯は？抜き？

十四松「母さんご飯は？」

「おそ松、後で話があるから外に来てね。」

俺？

「ご飯はあるわよ？大丈夫よ心配しないで。」

十四松は飛び跳ねて喜ぶ。

母さんが目で俺に合図し、外に出た。

弟たちはガヤガヤと中のあったかいところへ入る。

「実はね、おそ松。Aが出てきたの。」

は？Aが？

「あんたたちが帰ってくるまでちょっと前まで外へでてたのよ」

おそ松「うそだろ...」

「一か月間のご飯、あの子に頼んでるのよ。」

おそ松「じゃあ、出てくるって..」

「あなたたちには会わないようにね。」

そうだよな...

「私があなたに言ったのはね、長男として動き出してほしいの」

俺が...長男として...

「あの子はあなたたちの事嫌ってなんかないわ。」

本当...なのか？

俺にもまだチャンスはあるのか？

すると横でがさがさという音がした。

ガサガサ

黒い影が俺と母さんにゆっくり近づく。

貴「？」

A...

おそ松「A？」

なんでここに？

「あれ？なんでここに？自室へ行ったんじゃないの？」

Aはあぁというかのように手に持っている布を見せた。

「あぁ、カーテンがとれたのね」

マスクと帽子をキュッとかぶっていて顔が見れない。

口も堅く閉ざしている。

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