一 ページ2
真っ暗な部屋に僕が一人、日に日に少なくなっていく家具。
久しぶりにカーテンを開けてみる。
七年ぶりの太陽。
外行ってみようかな？ベッドから降りると私服に着替える。
白の松パーカーを着る。
兄貴達、家にいんのかな？いたらどうしようと不安がよぎる。
「A〜、朝ごはん置いておくわね。」
僕は自室の扉を二回トントンと叩く。
「はいはい。」
母さんがご飯を扉の前に置いて階段を降りていく音が聞こえる。
「いないわよ」
母さんの叫び声。
いないか、じゃあ今だな。
ラップのかかった朝ごはんを自室の机に置く。
そっと外へ出る。マスク、藍色の帽子をかぶって。
「屋内で帽子は止めなさい、マスクも。母さんにちゃんと顔を見せて。」
僕は首を横にふる。
警戒心がこのように強くなってしまった僕。
兄貴達はカッコいい...でも、怖い。
歳なんて同じなのに。
「今日はどうしたの？」
僕は母さんに書いた手紙を机におく。
『今日は１日出掛けます。朝ごはんは帰ってきてから食べます。
仕事だから心配しないでください。いつもThank you.』
「もう...あの子ったら(笑)」
僕は扉の奥で、母さんの笑い声を聞きながら家を出ていった。
どうしよ...今気づいたんだけど松パーカーだ。
裏返して着る？いや...ダセェよ。
まぁ、人通り少ない所しか通らないしいいか。
て言うか暑い！僕はパーカーを脱ぎ、腰に巻く。
中は半袖のTシャツ。今、夏だもんな。
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詩音(プロフ) - 更新頑張ってくださいね！ (2016年9月18日 18時) (
レス) id: 4adc7c8202 (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - 本当ですね！２６話一つ多いですね。コメント有難うございました (2016年5月13日 21時) (レス) id: 36eada9ee8 (このIDを非表示/違反報告)
奈夢(プロフ) - 一番渡してはいけない奴に渡してしまったチョロちゃんwwとても面白いです！更新頑張ってください！あと、26話が二個ありますよ。 (2016年5月13日 1時) (レス) id: 25243a9032 (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - てるのんさん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2016年4月25日 17時) (レス) id: 872f3c8677 (このIDを非表示/違反報告)
てるのん - 今の小説を恋愛(腐)で自分はきぼうします！更新頑張ってください！ (2016年4月25日 0時) (レス) id: 761a29a932 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純情ぺてん師 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nomuharu261/
作成日時：2015年12月25日 16時
