side貴方 ページ7
ヒロとエクレアを食べていると私の勤めている会社から電話が掛かってきた。
「うぃ〜」
『武田、仕事だ。警視庁のエレベーターが動かねぇんだとよ』
「了解」
私は携帯を切るとゼロ号を動かす準備をする。設定を仕事に切り替えて、仕事先の制服に着替えさせる。
「いっつも行かないよね。今日は何処の修理？」
「警視庁だってさ。警視庁のエレベーター。」
私は玄関までゼロ号をお見送りする。
「いってらっしゃい！」
笑顔で出ていくゼロ号に手を振る。ほんとうちのゼロ号は可愛い。
施錠をし、ヒロのいるリビングへと戻る。
少し興味有り気にモニターを見ているヒロ。
「ヒロの同僚とか部下がいるかもね」
私がにやにやしてヒロの肩をつつくと、冗談は止めろと避けられる。
私もモニターを覗くと警視庁に向かう道が視界に入る。大学を出てから修理会社で修理士として働いている。そこそこいい給料だ。
ゼロ号が家を出て20分。警視庁の入り口についた。
「あ、マツダ...」
ゼロ号の視界にはマツダが入る。私を軽蔑の眼差しで見ている。気づきやがったか。ゼロ号にはマツダは無視をしろと信号を送る。警視庁に入るととんでもないやつに絡まれる。
『Aちゃーん！！』
私を見や否や飛び付いてくる。回りの婦警たちからの視線が痛い。
『萩原さん、視線が痛いです』
ゼロ号はハギを自分から引き離す。
『A、何しにきたの？』
『エレベーターの修理ですよ』
ゼロ号が神対応すれば、ハギはゼロ号の手を引っ張って壊れているエレベーター近くの部署へ案内した。
『わざわざありがとうございます』
私らしくもなくゼロ号は深々とお辞儀をする。そんなゼロ号の頭を撫でるハギ。うちの可愛いゼロ号に触るな。私はその様子をヒロと見ていた。
『あのー...すみません、故障したエレベーターの修理に来ました。武田です。』
ゼロ号は目の前の部署に顔を出す。するとで出てきたのは眼鏡の男。
「うおｯ！！！」
最近私は重症かもしれない。男ならば誰でもいいのか？？目の前の眼鏡の男がカッコよく見えるぞ？
『すみません。事務がまだ来ていないようで。ここのエレベーターと向こうのエレベーターをお願いします。』
流石社会人といったところか。働く姿がかっこいい。
ゼロ号は近くのエレベーターへ行き、修理を始める。
「今の人タイプ？」
「私、イケメンの方が好きなはずなんだけど？？」
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愛鞠_あいまり_(プロフ) - 素直に面白かったです。阿笠博士とどんな関係なのか、恋人がいると思ってる人との関係はどうなるのかなども今後気になります。 (2021年1月13日 3時) (
レス) id: 235ec261d4 (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - 麗奈さん» いえいえ！わざわざありがとうございます！！ (2020年6月6日 18時) (レス) id: 5456510253 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈(プロフ) - 空間を開けて書き直して頂き、ありがとうございました。もともと好きだったこの作品がもっと好きになりました。これからも更新、頑張ってください。応援しています。 (2020年6月4日 19時) (レス) id: 81f99139dd (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - ぽんちゃんさん» よくわかりましたね！流石、コナンくんの事を知り尽くしていらっしゃる！！ (2020年6月4日 9時) (レス) id: 5456510253 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - 裾掴まれた時点で盗聴器ついてる (2020年6月4日 8時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純情ぺてん師 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nomuharu261/
作成日時：2020年5月12日 0時
