sideコナン ページ40
ポアロにて俺は頭を悩ませていた。
俺が今まで接していた不自然に感じていた武田さんがロボット。
そして、以前ポアロまでロボットを回収に来た彼女が武田さん本人。
なぜ、彼女は身代わりのようなロボットを作っているのか。今までの情報と合わせると彼女の技術は阿笠博士をも越えるだろう。
そして、彼女の家。俺の家に負けず劣らずデカい。かなりの収入があると見る。
「どうしたんだい?コナンくん。」
安室さんに顔を覗きこまれて、ほんの少し慌てる。
「ううん、なんでもないよ!」
安室さんも初めこそいつも見ていた武田さんがロボットだと分かったときは動揺を隠せていなかった。
あまり確信はできないが彼女が一般市民である確率は高い。
「安室さん」
「なんだい?コナンくん」
「武田さん。覚えてる?」
安室さんはほんの少し表情を歪める。
「覚えてるよ」
「武田さんってロボット作るのが趣味なのかな?ボク、ずっと気になっちゃって。この前、武田さんを送るときに何か聞いてない?」
安室さんは顎に手を添えて少し頭を悩ませている。
「機械を触るのは好きだと言っていたよ。彼女、結構出不精みたいでね...」
安室さんの声が小さくなる。それもそのはず、安室さんの目の前、つまり俺の背後には武田さん本人が立っていた。
「ほぅ。。君にはこの私が出不精に見えるのか」
武田さんは俺の隣にドカンと座る。
「私にもこの子と同じアイスコーヒー」
武田さんはちらりと俺の方を向く。
「おぅおぅ、ませガキだねぇ。君はお姉さんに何か聞きたい事でもあるんだろう??」
「えっ..と...」
武田さんは出されたコーヒーをごくりと飲むと
「お姉さんに大人のオモチャでも作ってほしいのか??君の頼りにする阿笠さんが作ってくれないから?」
武田さんはニヤリと笑うとまたコーヒーを一口口に含んだ。
俺は急に出てきた大人のオモチャという単語に顔を真っ赤にする。
「そ、そんなわけじゃ...」
それよりこいつ、今なんつった??
俺の頼りにする阿笠さん??こいつ、阿笠博士のことを知ってやがるのか!?
当の武田さん本人は何やら携帯を見つめている。
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愛鞠_あいまり_(プロフ) - 素直に面白かったです。阿笠博士とどんな関係なのか、恋人がいると思ってる人との関係はどうなるのかなども今後気になります。 (2021年1月13日 3時) (レス) id: 235ec261d4 (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - 麗奈さん» いえいえ!わざわざありがとうございます!! (2020年6月6日 18時) (レス) id: 5456510253 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈(プロフ) - 空間を開けて書き直して頂き、ありがとうございました。もともと好きだったこの作品がもっと好きになりました。これからも更新、頑張ってください。応援しています。 (2020年6月4日 19時) (レス) id: 81f99139dd (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - ぽんちゃんさん» よくわかりましたね!流石、コナンくんの事を知り尽くしていらっしゃる!! (2020年6月4日 9時) (レス) id: 5456510253 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - 裾掴まれた時点で盗聴器ついてる (2020年6月4日 8時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:純情ぺてん師 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nomuharu261/
作成日時:2020年5月12日 0時