side安室 ページ26
「可笑しいな〜。ケーキ溶けちゃってる」
梓さんが顔を歪める。これはケーキを冷やして置くための機器なんだがどうやらきちんと機能していないよう。
「梓さん、修理会社に連絡いれてみますね」
僕は携帯片手に梓さんの元から離れる。険しい顔をしたコナンくんを横目に修理会社に連絡を入れた。
会社にはすぐに繋がった。そして、その人の話に寄れば、暫く時間はかかるかもしれないが修理士が駆けつけるらしい。
「お問い合わせしたところ見に来てくれるそうです」
蘭さんやコナンくん、梓さんは機械の不調かと頭を悩ませていた。時折、コナンくんが僕の顔をチラチラと見ている。
*
「失礼します、⚪⚪会社の武田ですが」
すぐに修理士は来てくれた。彼女はこの修理会社の従業員なのか。
彼女がポアロの扉を開いたとき、コナンくんの表情が歪んだ。
「あ、武田さん。これですこれ」
梓さんがカウンターの電子機器を指差す。彼女は優しい手つきで触って確認していた。
「損傷している部分は見当たらないんですがねぇ」
困ったように呟いた。そして、確認するかのように不具合について尋ねてきた。
そして、彼女はその報告を聞くと、動きを数秒止めた。
彼女の可笑しな様子に僕だけでなく梓さんや、蘭さん、毛利さんまで動揺してしまう。それに反して、コナンくんは彼女を睨み付けている。
「コナンくん、どうしたんだい?」
「え...いや..」
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愛鞠_あいまり_(プロフ) - 素直に面白かったです。阿笠博士とどんな関係なのか、恋人がいると思ってる人との関係はどうなるのかなども今後気になります。 (2021年1月13日 3時) (レス) id: 235ec261d4 (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - 麗奈さん» いえいえ!わざわざありがとうございます!! (2020年6月6日 18時) (レス) id: 5456510253 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈(プロフ) - 空間を開けて書き直して頂き、ありがとうございました。もともと好きだったこの作品がもっと好きになりました。これからも更新、頑張ってください。応援しています。 (2020年6月4日 19時) (レス) id: 81f99139dd (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - ぽんちゃんさん» よくわかりましたね!流石、コナンくんの事を知り尽くしていらっしゃる!! (2020年6月4日 9時) (レス) id: 5456510253 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - 裾掴まれた時点で盗聴器ついてる (2020年6月4日 8時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:純情ぺてん師 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nomuharu261/
作成日時:2020年5月12日 0時