洸太と大和1 ページ10
二年前、夏。
一人で歩いていた時、ﾄﾞﾝｯと下から衝撃が走る感覚がして下を見ると幼い子供にぶつかられたらしい。
尻餅ついた子供の目線でかがみ声をかけた。
貴「大丈夫？ごめんねぶつかってしまって」
「…さわんなっ」
手を差し伸べようとしたんだけどそれが行けなかったのか手を叩かれてしまった。
俯いて表情が見えないけど…震えているような気がする。
…泣いている？
「なんだよお前もヒーロー気取りか!どいつもこいつもヒーローヒーローって個性ひけらかしてる連中がよ！」
貴「……」
この子…もしかして
貴「目の前で失うのと誰かの言葉で失ったことを知るのはどっちが辛いんだろうね」
「…えっ」
貴「ごめん、難しかったかな？でも、どっちも失っていることにはかわりないけど自分の中の怒りや憎しみは大きく変わると思うんだ」
少年は顔を上げていた…なんだよその顔はさっきまで睨んでた癖に。
「なんで…」
貴「ん？」
声を震わせながらこちらを見る少年。
「なんでお前…」
貴「君と同じだからさ…それ以外でも以上でもない…辛かったね」
私は少年の頭を撫でると少年の目から大粒の涙が溢れる。アスファルトにシミを作っていきﾎﾟﾛﾎﾟﾛと溢れていく。
「うわぁぁぁぁぁﾋｯｸﾞｸﾞｽｯ」
暫く服の裾を掴み声を上げて泣く少年の背中を落ち着くまでなでていた。
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御前葵 - ルーさん» 最初の設定では戦闘の際、性格が変わると考えていたのですがやっぱかっこよくしたいと思いかっこよくなっちゃいました。面白いと言っていただきよかったです!頑張ります！ (2018年3月14日 8時) (
レス) id: b4ed96002d (このIDを非表示/違反報告)
ルー - とってもとっても面白いです！夢主がかっこよくなった事により、僕の目の前が真っ暗になった･･･。続き、楽しみにしています！更新、d(@^∇ﾟ)/ﾌｧｲﾄｯ♪ (2018年3月14日 0時) (レス) id: d94c8b6876 (このIDを非表示/違反報告)
御前葵 - かっぷちーのさん» マジでか！？ありがとうございます!！！ (2018年3月11日 21時) (レス) id: b4ed96002d (このIDを非表示/違反報告)
かっぷちーの - いつも見てます！！楽しみにしてます！ (2018年3月11日 21時) (レス) id: 4b32743384 (このIDを非表示/違反報告)
御前葵 - 本当ですか！？ありがとうございます! (2018年3月11日 20時) (レス) id: b4ed96002d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御前葵 | 作成日時：2018年3月11日 18時
