無能4 ページ5
今まで信頼していた仲間が今では私を疎ましく思っている、そう思うと更に呼吸が苦しくなる
彼らの瞳はまるで私を軽蔑していると言わんばかりで私を捉えていた
体の中から何かが落下していくのがわかる
それは心のどこかで彼らがもう一度私のことを見てくれる、認めてくれるのではないかという淡い期待なのだろうか
感情に任せて激怒してしまいそうなところを下唇を噛み締め、リリィを睨みつける
勝手な妄想で濡れ衣をきせられ罵声を浴びせられ挙句に無能呼ばわり
これを怒らないでいられるほど私は優しくない
私は怒りを隠そうともせずさっさと部屋を出て、扉を叩きつけるように閉めてしまった
背にある扉の向こうで慰める声が聞こえる
腹の底に湧いた怒りは止まることなく膨らみ続け、拳を強く握る
kn視点＿＿＿
Aは敵意を含んだ瞳で俺らを睨みつける
扉は勢いよく閉まり部屋全体に響き渡る
その音でもリリィは驚いてしまい震えている
リリィは身体も弱いし、気をあんまり強ないから仲間の俺らが守ったらなあかん
あいつはそんなリリィが疎ましく思ったんかリリィを虐め始めた
kn「リリィ…大丈夫か？俺らが守ったるから安心して相談でも何でもしろ」
リリィを落ち着かせながらそう言うとリリィが優しく微笑んで「ありがとうね、コネシマくん…」と応えてくれる
この笑顔を守ってやりたいと思ってしまう
そのためにもあいつとリリィは近づけさせへん
これ以上リリィが傷つかないように＿＿＿＿＿
me視点＿＿＿
部屋に戻るなり手当り次第に乱暴を働く
散らかっていた机の上の細々とした物を全て床に叩きつけ当たり散らす
『ああぁ……ああああ！！！！！』
この沸き立つ怒りをどこにぶつければいいのか分からない
胸の中がぐちゃぐちゃでどうすればいいのか分からない
行き場のない怒りは収まることなく物ににあたってしまう、これは自分の悪い癖だと分かっているのだが行き場のない怒りをぶつけるにはこれしかない
以前の私ならばもっと冷静でいられたはずなのに
過去とは全く違う自分に戸惑う
私がかわってしまったのか？
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ﾈﾛ(プロフ) - レムさん» ありがとうございます！これからものんびりまったり頑張りますね！！ (2021年9月21日 22時) (
レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
ﾈﾛ(プロフ) - メイさん» えええ！！ありがとうございます…これからも好きでいてくれるなんてとても嬉しいです… (2021年9月21日 22時) (レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
ﾈﾛ(プロフ) - 暇なふぁいるさん» 前から……好きでいてくれたんですね……ありがとうございます…！！！ (2021年9月21日 22時) (レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
ﾈﾛ(プロフ) - Sarahさん» ありがとうございます！これも頑張りますね (2021年9月21日 22時) (レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
レム(プロフ) - 続編おめでとうございます！！めっちゃ好きです！wこれからも頑張ってください！ (2021年9月21日 21時) (レス) @page50 id: ec02066096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾈﾛ | 作成日時：2021年6月9日 1時
