無能?26 ページ29
昼間にAを殴ったのも俺の勝手な思い込みで殴ったのだったら…
本人の話を全く聞かずに…殴ってしまった
ちゃんと聞くべきだった
そんな自分勝手なことを考えてるいるとAは難しい顔をしていた
なにか考え込んでいるのか…
すると周りの動物が心配そうにAに先程よりも寄っていく
『ごめんね、心配かけちゃったかな』
動物達に言い聞かせるようにそう言うとAは近くにいる動物を皆抱きしめる
それに応えるかのように周りの動物達はAに寄っていく
リヒトは中でも強すぎる力でAを押すのでAは起こしていた上半身を後ろに倒され上にどんどん動物が乗っていきその下敷きになる
『あ、ちょ、死ぬ死ぬ死ぬー！』
裏庭にAの叫び声だけが響き渡る
その光景を見て更に胸が痛くなる
裏庭に集合を予定していたがオスマンに集合場所を変更しようと連絡し、裏庭から素早く離れる
「…………外道丸……」
名残惜しく呟く＿＿＿＿＿＿
me視点＿＿＿＿
『し、死ぬかと思った……』
上に乗る動物を一旦退かせ、息を整える
動物達を見ると息を整える私をじっと座って見ている
その中でも外道丸は何処かを1点に見つめ、悲しそうに、名残惜しそうに何かを見ている
外道丸の視線の先を見ても何も無い
なのに外道丸はそこから目を離そうとしない
何かを伝えたいのか、それとも何か居たのか
私には分からないが外道丸が名残惜しそうなのは確かだ
『大丈夫だよ』
安心させる意味でそう言うと外道丸は頭を擦り付けてきた、まるで「ありがとう」と言っているかのようだ
だが、外道丸は一体何を見ていたのだろう…？
辺りが赤くなっていき日が沈んでいく
そろそろ帰ろうと思い立ち上がる
動物達とは1日中一緒にいた
たまにはそんな日があってもいいか
もしかしたらしばらく会えないかもしれないのだから
『いつ…海から夕日を見れるんだろう』
ぽつりと願望をこぼす
それほどまでに楽しみなのだ
無意識に言葉に出てしまうほど
じっと夕日を見つめているとリヒトや外道丸、他の動物達が服を噛んで離そうとしない
しばらく会えないなんて思ってしまったからか…
『大丈夫、また会いに来るよ絶対に』
そう言うと渋々…という感じで服を離してくれた
だがリヒトだけ話してくれない
『また会いに来るから…絶対置いていったりなんかしないよ大丈夫』
なるべく優しく言うとリヒトも服を離してくれた
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ﾈﾛ(プロフ) - レムさん» ありがとうございます！これからものんびりまったり頑張りますね！！ (2021年9月21日 22時) (
レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
ﾈﾛ(プロフ) - メイさん» えええ！！ありがとうございます…これからも好きでいてくれるなんてとても嬉しいです… (2021年9月21日 22時) (レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
ﾈﾛ(プロフ) - 暇なふぁいるさん» 前から……好きでいてくれたんですね……ありがとうございます…！！！ (2021年9月21日 22時) (レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
ﾈﾛ(プロフ) - Sarahさん» ありがとうございます！これも頑張りますね (2021年9月21日 22時) (レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
レム(プロフ) - 続編おめでとうございます！！めっちゃ好きです！wこれからも頑張ってください！ (2021年9月21日 21時) (レス) @page50 id: ec02066096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾈﾛ | 作成日時：2021年6月9日 1時
