無能?22 ページ25
ペ神が俺の方を見て言う
sn「そんなつもり無かった？今のAを見て言ってるの？
Aはもうとっくに限界なんだよ」
限界…
Aの顔をよく見ると目の下に隈が色濃くある、トントンにも負けないぐらいだ
腕は枝のように細い
zm「お、俺…俺は取り返しのつかんことした
俺のこと許してくれへんよな
俺Aに酷いことたくさんしたし、言った…
ご、ごめん……ごめんなさい…ごめんなさい」
Aが寝ているベットに近づきAの手を握り許しを乞う
Aの手は骨が浮き出ており肉がほとんどついていない
そんな手を見て泣いてしまう
俺が…俺がAをこうさせたんや
ごめんなさい
ごめんなさい
心の中でも許しを乞う
Aには聞こえていなくても何度も何度も謝る
ペ神はため息をつき、俺に言い聞かせるように言う
sn「Aがこうなったのはゾムだけのせいじゃない……もちろん僕のせいでもある
僕がもっとAを見ていてあげれば…皆を説得していれば、Aはこんなことになっていなかったかもしれない
だからゾム、全部自分のせいだと思わないで」
雑面をあげ、顔があらわになる
その顔は悲しいような悔しいような
形容しがたい顔をしていた
zm「A…俺の事許してくれへんよな……？」
sn「…どうだろうね、それはA次第だから」
当たり前だ
ペ神に聞いてもどうしようもない
Aをしばらく見つめて自分がやってきたことを思い出し、その結果がこれだと思うと後悔が胸の底から溢れて止まらない
zm「お、俺…Aがトントンに持っていこうとしてた書類、代わりに持って行ってくる
それとトントン達を説得してみる」
Aごめん…許してくれなくてもいいからこれぐらいはさせてくれ
勝手だって分かってるけどAのために何かしたくて…いや本当は自分の罪を少しでも償いたくてやっているのかもしれない
でも絶対助けるから
もう前みたいには戻れないかもしれないけどもう一度俺の事を見てくれ
もう二度と裏切らないから
sn「…そっか、僕はAが起きてから何があったのかもう一度聞いてみるよ
A本人の口から聞きたいからさ
……Aは人間不審になりかけてる
これがどういうことかしっかり覚えておいて」
zm「おう……分かった」
Aが目を覚ます前に医務室を出る
廊下に出てからふと考える
リリィは何が目的でこんなことを……？
その真相は今の俺にはまだ分からなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ﾈﾛ(プロフ) - レムさん» ありがとうございます！これからものんびりまったり頑張りますね！！ (2021年9月21日 22時) (
レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
ﾈﾛ(プロフ) - メイさん» えええ！！ありがとうございます…これからも好きでいてくれるなんてとても嬉しいです… (2021年9月21日 22時) (レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
ﾈﾛ(プロフ) - 暇なふぁいるさん» 前から……好きでいてくれたんですね……ありがとうございます…！！！ (2021年9月21日 22時) (レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
ﾈﾛ(プロフ) - Sarahさん» ありがとうございます！これも頑張りますね (2021年9月21日 22時) (レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
レム(プロフ) - 続編おめでとうございます！！めっちゃ好きです！wこれからも頑張ってください！ (2021年9月21日 21時) (レス) @page50 id: ec02066096 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾈﾛ | 作成日時：2021年6月9日 1時
