無能2 ページ3
長い廊下の奥にある両開きの存在感のある部屋を前に、手が軽く震え出し、息がしずらくなる
扉には
幹部専用会議室
と記されている
月に1、2回ほど幹部内で会議を開く
いつもなら昼頃に会議をするのだが最近新しい幹部が数人入ったことでお昼も何かと忙しく朝早くか、夜遅くにしか時間がとれずこのどちらかで会議を開くことになっている
震える手をなんとか抑え深呼吸して自分自身を落ち着かせる
それから意を決して扉に軽くノックをし手を掛け、ゆっくりと開け部屋へ入った。
部屋に入るなり先程まで騒がしかった部屋が一気に静まり、視線が私に集まる。
直後に体が硬直して立ち尽くしてしまう
gr「早く座らないか」
我がwrwr国の総統、グルッペン･フューラーがバリトンボイスで急かすように言う
バリトンボイスということもあるが声は少し怒っているように聞こえる
だがその言葉で我に返り自分の席に着く
会議開始まであと10分
周りを軽く見渡すとまだ来ていない人が2人いるようだ
確認を終えるとすぐに机に突っ伏して時間を潰す
この時間は地獄だ
もし以前の私なら仲間と騒いでいたのだろう
過去と今を照らし合わせると鼻の奥がツンとなる
あの女が来る前に戻りたい＿＿＿＿＿
会議が始まる少し前になり、最後の2人が会議室に入る
眼鏡をかけ、片目が隠れかけているぐらい長い前髪をした男がもう1人をエスコートしている
エスコートされている少女は肩までの長さですこしウェーブがかった綺麗な金髪をしており、透き通るような肌、そしてあどけない顔、まさに人形のような少女だ
新たに幹部になった新人の1人の"リリィ・トラベル"という少女だ
部屋に入るなり私以外の幹部に猫なで声で媚びを売る
rry「ごめんなさぃ……ちょっと遅れちゃいました……」
gr「いや大丈夫だゾ！」
tn「大先生は4秒の遅刻や書類追加な」
ut「たった4秒で！？！？しかも僕だけ？！」
目の前で繰り広げられる会話は懐かしく、笑ってしまいそうだ
皆口々に大丈夫だよ、だとか気にしないで、等の言葉をリリィにかける
まるで餌に群がる動物だ
そんな様子を見つめているとリリィがこちらを見て怯えるような仕草をし私に指を指す
rry「Aさん…あの…その…」
そんな様子を見つめているとリリィがこちらを見て怯えるような仕草をし私に指を指す
少し身構えてしまう
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ﾈﾛ(プロフ) - レムさん» ありがとうございます！これからものんびりまったり頑張りますね！！ (2021年9月21日 22時) (
レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
ﾈﾛ(プロフ) - メイさん» えええ！！ありがとうございます…これからも好きでいてくれるなんてとても嬉しいです… (2021年9月21日 22時) (レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
ﾈﾛ(プロフ) - 暇なふぁいるさん» 前から……好きでいてくれたんですね……ありがとうございます…！！！ (2021年9月21日 22時) (レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
ﾈﾛ(プロフ) - Sarahさん» ありがとうございます！これも頑張りますね (2021年9月21日 22時) (レス) id: 63ed9f0b26 (このIDを非表示/違反報告)
レム(プロフ) - 続編おめでとうございます！！めっちゃ好きです！wこれからも頑張ってください！ (2021年9月21日 21時) (レス) @page50 id: ec02066096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾈﾛ | 作成日時：2021年6月9日 1時
