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______Aの目の前には、Aと同じ顔をした女が立っていた。
体は傷だらけで
疲れたような、くたびれたような顔をしている
『な、んで…ワタシが目の前に…?』
??「ワタシは…あなたが生み出したもう1人のワタシだよ。
あなた自身が自分の身を守るためにワタシを創ったんだよ。」
何が起こっているのか、いまいちよく分からない
声がしたと思ったら、目の前に突然自分と同じ容姿の、傷だらけの自分が居る…そんな状況直ぐに受け入れられるほど良い頭はしていない。
Aは戸惑いと驚きに満ちた表情をし、目の前の自分を凝視した
すると横にいたロボロが私の方を向いて
眉を八の字にして尋ねてきた
rbr「A……?何と話してるんや?」
??「あー、ワタシはあなたにしか見えないから。
そいつには見えてないんだよ。」
そいつ、とロボロの方を指さして
そう言う目の前の自分。
ロボロにしかAの"独り言"は
聞こえていなかったようで周りはまだ抗議をしていた
『あ、いや…なんでもない。』
rbr「そ、か……」
一応殴り合った後だった2人は気まずさのあまり目を合わせる事無く、お互い違う方向を見ながら返事をした
すると目の前に立っている傷だらけのAは口を開いた
??「何この顔、罪悪感でも感じてます。ってアピールでもしてんのかね?」
目の前の自分のその表情から
相当憎んで、恨んでいるのだとわかる
目を細め、睨みつけ、上から見下すようにしてロボロを見下している自分にまだ戸惑いが隠せない
そんなAを放って話は進んでいく
目の前のワタシは軽くため息をつくと
「じゃ、本題ね」と、ロボロから視線を外し
またAの方を見た
そしてA自身も目の前の自分の事を先程よりもよく観察してみた。
一番最初に目に入ったのは瞳だった。
目の前の自分の瞳は真っ黒で奥には光がない。
それが不気味で、とても恐ろしく思えたのだ
そんな瞳を見ていると緊張からなのか、恐怖からなのか胃がズンっと重くなるような、そんな感覚がした
生きるのを諦めたような。
死iんだ魚のような瞳を見ていると不思議な気持ちが湧いた
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ちょび(プロフ) - 2話とも、とても楽しかったです。続編のパスワードのヒントはないんですか? (2021年12月28日 18時) (レス) id: cfa5042094 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 続き待ってます!すごく面白いです (2021年12月9日 21時) (レス) @page45 id: aa5565494f (このIDを非表示/違反報告)
八坂リア(プロフ) - 個人的にはBadエンド、しかし欲を言えば両エンドみたいです…。いつも更新お疲れさまです。作者様のペースでいいので頑張って下さい。応援しています! (2021年12月8日 0時) (レス) id: fb73d8d861 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 私的にはHappyENDがみたいです! (2021年12月8日 0時) (レス) @page45 id: 406b79fb24 (このIDを非表示/違反報告)
MoonLight(プロフ) - どちらのエンドでも楽しみに待ってます!投稿が遅くなってもいいので自分のペースで頑張ってください気長に待ってます! (2021年12月7日 8時) (レス) @page44 id: 9ba7043ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネロ | 作成日時:2021年9月15日 7時