no mind ｡24｡ jun ページ24
･
「おかえり」
潤「ただいま」
「ご飯は？」
潤「…いらない」
「カズは…来なかったか」
潤「…うん」
･
･
二階にある自分の部屋に入り、鞄を投げる。
その際、空っぽになったお弁当箱が変な音をたてた。
･
･
カズは今ごろ…いつもの女といつものようによろしくやってんだろうよ。
最初は遊びでやってたはずなのに、いつしかお金が絡むようになってた。
中１の頃、何だかんだカズも俺もそれなりにモテていた。
ある日、中３の女の先輩に声かけられて
連れていかれたのはキャバクラみたいなとこ。
そこは明るくて着飾った女の人がたくさんいて
夜なのにとにかくキラキラしていた。
景色に目を奪われてると
“楽しい遊び、教えてあげる”って。
胸元がパックリ開いた服を着たお姉さんに言われた。
まだ中１だった俺たちの幼い好奇心が働いて
楽しい遊びって何なのかすっげえ気になった。
･
でも、付いていったらカズは別の部屋に連れていかれて
身体の至るところをつつかれ舐められ刺激された。
最初は怖かった。
だけど、この“遊び”にハマった。
和「潤くんも…やられたの？」
潤「あぁ。でもさ、気持ちくなかった？」
和「まあ…ね」
･
次の日から学校帰りに二人でキャバクラみたいなとこに毎日寄った。
何回かそういうことをしてるうちにテクニックを身に付けた。
女の身体を触ると温かくて柔らかくてイイ匂いがして。
乱れ俺を求める姿を見るのが楽しくて楽しくて仕方なかった。
それはカズも感じていたみたい。
･
･
でも、ある日。
やってることが姉ちゃんにバレた。
姉ちゃんは俺を叱ることもなく、ただ泣いていた。
母ちゃんのように面倒を見続けてくれた姉ちゃんを泣かせたことはあまりにもショックで
部屋に隠って泣いてた姉ちゃんをドアの隙間からジッと見ていた。
その日を堺にキャバクラみたいなとこに行くのを止めた。
もちろん、お金をもらうのも。
でも、カズを止めてあげる家族がいなくて
俺が止めるよう促しても聞く耳を持たない。
誰か、止めてあげれるやついねえのかな…。
カズが寂しいって感じないように傍にいてくれるやつ。
いねえかな…。
･
no mind ｡25｡→←no mind ｡23｡ kazu
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えりも(プロフ) - しゃぼん玉。さん» 毎日チェックしてくれてすごく嬉しいです♪もっと夢中になれるお話にしたいと思います。ドキドキさせますよ(^^)４もよろしくお願いします♪ (2013年9月23日 0時) (
レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - 美和さん» そうですね。ハッピーエンドに結び付けるよう工夫していきたいと思います(^^) (2013年9月23日 0時) (レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
しゃぼん玉。 - パート３お疲れ様です。毎日更新されるのか覗いて。この作品にぞっこんしたみたいです (( ぱーと４でも私をどきどきさせちゃってくださいな、（（ (2013年9月23日 0時) (レス) id: 79e444eafa (このIDを非表示/違反報告)
美和(プロフ) - えりもさん» 主人公ちゃんが先生と和くんの闇を癒していってほしいですね。 (2013年9月22日 8時) (レス) id: 143f26fc8d (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - 美和さん» よかったです♪ピュアな主人公ちゃんと過去に闇を持つ先生&カズとの関わり方を考えるのがまた難しいです（計画性ゼロなので笑） (2013年9月22日 6時) (レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりも
| 作成日時：2013年9月10日 21時
