no mind ｡22｡ kazu ページ22
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空が赤く染まり、カラスがアホーアホーと鳴いて俺をバカにする。
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アホ…だよな。
キスする必要性どこにあった？
ちゅーきちが大野センセイと何してようが関係ねえじゃん。
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学校から徒歩10分程で着く俺の家と潤くんの家。
今日も何気ない会話をしただけで家の前に着いた。
潤「カズ」
和「なによ」
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潤くんは重い話をするとき、いつも一呼吸を置くために俺の名前を呼ぶ。
鋭い目力で見つめられたら逸らせないから困るんだよな。
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潤「俺ん家で晩飯食っていけよ」
和「…」
潤「また食わない気だろ」
和「だぁいじょうぶだって」
家の中に入ろうとしたら腕をつかまれた。
それも、すげえ力で。
潤くんに握られたら俺の腕は折れちゃうんだけど。
･
･
潤「お前、さみしいんじゃねえの？」
和「…ハハッ。急に何だよ」
潤「だから、寂しいんだろ？
家に帰っても真っ暗で誰もいなくて」
和「…」
潤「ちゅーきちと言い合いしてんのが、すげえ楽しいんだと思ってたけど」
和「…」
潤「・・違うか？」
･
･
ほんとに、目の前のドアを開けても俺ん家真っ暗なんだわ。
兄弟なんていない。
父さんや母さんの顔なんて、覚えてない。
･
潤「あと、金の稼ぎ方変えろよ」
和「お前は俺の母さんか」
潤「んなこと言ってる場合じゃ・・」
潤くんの話を遮るように俺の携帯が着信を告げる。
週３の頻度で毎回この時間帯にかかってくる。
･
少しためらって通話ボタンをタップした。
『もしもし、和くん？今夜行っていい？』
和「あぁ…いいよ」
用件だけ聞いて切った電話。
潤くんは怪訝の顔を俺に向けてる。
潤「だから、止めろって」
和「国の補助金だけだと生活できねえんだよ」
潤「だからって…。女に貢がせるのはダメだろ」
和「中学ん時お前もやってたろ」
つかまれた腕を振り払って家の中に入る。
・・・真っ暗な家の中に。
･
欲求不満な女の欲を満たしてあげたら一晩で５万くれる。
『今日は倍あげるから…気持ちよくしてね？』
和「ん」
きっつい香水をまとった腰を引き寄せて俺のベッドに沈めた。
・・これが、俺の稼ぎ方。
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えりも(プロフ) - しゃぼん玉。さん» 毎日チェックしてくれてすごく嬉しいです♪もっと夢中になれるお話にしたいと思います。ドキドキさせますよ(^^)４もよろしくお願いします♪ (2013年9月23日 0時) (
レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - 美和さん» そうですね。ハッピーエンドに結び付けるよう工夫していきたいと思います(^^) (2013年9月23日 0時) (レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
しゃぼん玉。 - パート３お疲れ様です。毎日更新されるのか覗いて。この作品にぞっこんしたみたいです (( ぱーと４でも私をどきどきさせちゃってくださいな、（（ (2013年9月23日 0時) (レス) id: 79e444eafa (このIDを非表示/違反報告)
美和(プロフ) - えりもさん» 主人公ちゃんが先生と和くんの闇を癒していってほしいですね。 (2013年9月22日 8時) (レス) id: 143f26fc8d (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - 美和さん» よかったです♪ピュアな主人公ちゃんと過去に闇を持つ先生&カズとの関わり方を考えるのがまた難しいです（計画性ゼロなので笑） (2013年9月22日 6時) (レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりも
| 作成日時：2013年9月10日 21時
