no mind ｡16｡ satoshi ページ16
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３時間目終了後の10分休憩で、それぞれ思い思いの時間を過ごす生徒たち。
友達のとこでおしゃべりしたり、集団でトイレにいったり
机に突っ伏して寝てるやつもいるな。
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今日の日直に日誌を渡したくて教室まで上がってきたものの
お目当てのAちゃんを見つけることができず心ん中でため息をつく。
智「ニノ、Aちゃんどこ行った」
和「あー…どこ行くっつってたっけ」
潤「保健室だろ？堂々と仮病使いやがって」
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保健室・・・。
渡里んとこに行くっつうことは…。
和「…っおい！どこ行くんだよ先生」
ニノの机に日誌を投げ捨てて教諭試験以来の全力ダッシュをした。
保健室から１年の教室は結構離れてる。
早く……渡里が変なことを教える前に…！
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白いドアを勢いよく開けると
渡里が椅子に座って足を組み
俺が来ることが分かっていたかのようにこっちを見ていた。
智「ﾊｧ…ﾊｧ…」
渡「そんなに慌ててどうしたの」
智「どうしたの、じゃねえよ」
30過ぎてした全力ダッシュに身体が堪えたのか、なかなか息が調わない。
こんな俺を見て余裕綽々なコイツの顔がニンマリ笑う。
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智「Aちゃんは…」
渡「あなたのお気に入りの場所に行ってるわよ」
智「ﾊｧ…何でそんなとこに…」
渡「屋上に行けば高校生の大野くんを見れるわよって教えてあげたの」
高校生の俺…？
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智「変なこと吹き込んでないよな？」
渡「彼女が知りたいことを教えてあげただけよ。
・・・そんなことより」
渡里の細い腕が俺の首に巻き付く。
Aちゃんが言ってたなんちゃらベリーの香りがプンプン漂ってくる。
渡「こういうこと、教師になってからしてないんでしょ？」
智「だったら何」
渡「…いつからあの子しか映さなくなったの？」
頭を下に引っ張られ、渡里が合わせて背伸びをする。
触れ合ったピンク色同士。
ガキの時はキスだけで感じてる女を見て欲を満たしてたけど
今はなんとも思わない。
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智「睨むなよ」
渡「無反応なんて信じられない」
智「いつまでも“女好きの大野くん”だと思うな」
高校ん時、しつこく俺に付きまとってた女だから
そう簡単に諦めるとは思わねえけどな。
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えりも(プロフ) - しゃぼん玉。さん» 毎日チェックしてくれてすごく嬉しいです♪もっと夢中になれるお話にしたいと思います。ドキドキさせますよ(^^)４もよろしくお願いします♪ (2013年9月23日 0時) (
レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - 美和さん» そうですね。ハッピーエンドに結び付けるよう工夫していきたいと思います(^^) (2013年9月23日 0時) (レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
しゃぼん玉。 - パート３お疲れ様です。毎日更新されるのか覗いて。この作品にぞっこんしたみたいです (( ぱーと４でも私をどきどきさせちゃってくださいな、（（ (2013年9月23日 0時) (レス) id: 79e444eafa (このIDを非表示/違反報告)
美和(プロフ) - えりもさん» 主人公ちゃんが先生と和くんの闇を癒していってほしいですね。 (2013年9月22日 8時) (レス) id: 143f26fc8d (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - 美和さん» よかったです♪ピュアな主人公ちゃんと過去に闇を持つ先生&カズとの関わり方を考えるのがまた難しいです（計画性ゼロなので笑） (2013年9月22日 6時) (レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりも
| 作成日時：2013年9月10日 21時
