no mind ｡15｡ watari ページ15
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渡「前も言ったように大野くんはまともな人じゃなかったわ」
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渡「ねぇ…今日も先約入ってるの？」
智「そうだな。お前来るの遅ぇんだよ」
私は毎日毎日屋上で寝転んでる大野くんのもとへ行き
抱いてくれるよう頼んでたけどいつもいつも先約が入ってて。
それでも諦めずに通ってると、名前を覚えないことでも有名な彼が
あたしの顔と声を覚えてくれた。
それだけでも大きな進歩だった。
そして、高２の夏。
大野くんのもとへ通いつめて１年が経つ頃。
智「お前毎日毎日しつけぇな」
渡「抱いてくれるまで何度だって来るわ」
智「…ったく、しゃあねえな」
吸ってたタバコをコンクリートに擦り付けて火を消し
あたしの腕を力強く引っ張って身体を叩きつけた。
渡「いったぃ…」
智「ゴチャゴチャ言ってんじゃねえよ。
やるのかやらないのかハッキリしろ」
ネクタイに手をかけて左右に揺さぶりみるみるうちに緩んでいく。
真上にいる大野くんの金髪と太陽の光が重なって
あまりにも眩しかったから目を瞑ったとき、身体に彼の体重が乗って
唇からタバコの香りが侵入してきた。
渡「待…っ、ここでするの？」
智「めんどくせえから女抱くときはいつもここだけど？
文句あんなら止めるぞ」
渡「い…いいから…続けて」
真上にいる男に揺られながら汗が滴る。
行為中の大野くんは、金色の狼みたいだった。
渡「ぁ…っ、痛…！」
智「ﾊｧ…っ、なにお前。ハジメテかよ」
腰に響く重い塊があたしの身体の奥に突き抜けて気が狂いそうだった。
あまりの痛みに耐えきれず流れた涙を拭ってくれることは無かった。
それでも痛みの前の快感は何も知らなかったあたしを虜にした。
智「ハジメテならハナから言えっつの。
マジで千切れるかと思った」
行為後、あたしにかけた言葉は
このたった二言だけだった。
＊＊＊
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渡「酷い男でしょ？」
中吉さんの大きな目が見開いてる。
スカートから伸びる足も小さく震えてる。
そういう行為を知らないあなたにとって
汚れたあたしたちの世界は残酷に思えて仕方ないかしら。
ココアはすっかり冷めている。
放心状態の彼女に、１つの場所へ行くよう勧めた。
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えりも(プロフ) - しゃぼん玉。さん» 毎日チェックしてくれてすごく嬉しいです♪もっと夢中になれるお話にしたいと思います。ドキドキさせますよ(^^)４もよろしくお願いします♪ (2013年9月23日 0時) (
レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - 美和さん» そうですね。ハッピーエンドに結び付けるよう工夫していきたいと思います(^^) (2013年9月23日 0時) (レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
しゃぼん玉。 - パート３お疲れ様です。毎日更新されるのか覗いて。この作品にぞっこんしたみたいです (( ぱーと４でも私をどきどきさせちゃってくださいな、（（ (2013年9月23日 0時) (レス) id: 79e444eafa (このIDを非表示/違反報告)
美和(プロフ) - えりもさん» 主人公ちゃんが先生と和くんの闇を癒していってほしいですね。 (2013年9月22日 8時) (レス) id: 143f26fc8d (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - 美和さん» よかったです♪ピュアな主人公ちゃんと過去に闇を持つ先生&カズとの関わり方を考えるのがまた難しいです（計画性ゼロなので笑） (2013年9月22日 6時) (レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりも
| 作成日時：2013年9月10日 21時
