no friendship ｡15｡ ページ15
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トン…トン…とゆっくり一歩ずつ近づいてくる気配。
それを背中で感じながら涙でグチャグチャの顔を毛布に押し付けた。
智「よっこいしょ」
先生がベッドの横へ座る。
あたしが横を向けばおそらく目が合ってしまうだろう。
「勝手に…入って来ないでよ…」
智「ノックしたけど無視すんだもん」
毛布に顔を押し付けてると上手く酸素を吸えなくて
先生がいる方向とは逆を向いて新しい空気を肺に取り込んだ。
智「相手は４歳だろ」
「分かってるわよ…。でも嫌なものは嫌なの」
智「だからって唖夢に当たるなよ。魚グチャグチャにしたのもフィギア投げたのもAちゃんだろ」
先生にはバレてた。
幼稚すぎるあたしに愛想尽かしてそろそろ呆れられるかな。
智「…こっち向いて」
「…」
智「向けって」
「…ぃや･･っ」
ゴロンと転がされた身体。
目の前には先生の顔があって、思わず自分の顔を両手で隠した。
智「手ぇどけて」
「いやだ…」
智「Aちゃんの顔見て話したい」
顔を覆う手に先生のが触れて少しずつ剥がされていく。
開ける視界の中には大好きな先生がいて、やっぱりあの約束は守れないと思った。
智「ほーんと…俺のこと好きなんだな」
「そうだよ…大好きすぎて困るのっ」
顔の下にあるシーツが濡れてて気持ち悪い。
まだまだ溢れる涙はシーツのシミを大きくしていく。
「やっぱり、勝手に好きでいるなんて…無理」
智「約束守ってくれねえの？」
「守りたいけど…！身体が“好き”で溢れてるの」
智「…」
「先生が…かっこいいのが…悪い」
先生としゃべるだけでドキドキが増える。
二人だけの空間なんてヤケクソになってる今じゃないと耐えられない。
あたし、きっと早死にする。
毎日普通の人の倍以上脈をうってる気がするの。
心臓、今にも壊れちゃいそうだよ。
先生はゆっくり息を吸ってゆっくり吐いて。
二宮みたいに眉間にシワを寄せた。
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no friendship ｡16｡ satoshi→←no friendship ｡14｡
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あやぱん。(プロフ) - おもしろいです！キュンキュンしちゃいますね(*^^*)大宮大好きです(笑)これからも頑張ってください(^^) (2014年2月1日 16時) (
レス) id: 2b632b382b (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - 二宮加奈江さん» 読んでくれてありがとうございます♪どちらとくっつくかを知るには…最後まで本作品にお付き合いください(笑)３が出来ましたので、ぜひ観にいらしてください♪ (2013年9月10日 21時) (レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - ゆわさん» どちらとくっつくかは…最後のお楽しみにして(^^)私もニノ大好きです♪嵐に囲まれてる主人公ちゃんは幸福者ですよ*○｡ (2013年9月10日 21時) (レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
えりも(プロフ) - Aoiさん» いつも読んでくれてありがとうございます♪３で智とカズと主人公ちゃんに動きを出す予定です。どうぞ、３の方もいらしてください♪ (2013年9月10日 21時) (レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
二宮加奈江(プロフ) - えりもさん» 今日最初から読みましたが面白かったです！！どっちとくっつくのか気になります＾＾ (2013年9月10日 21時) (レス) id: 906247ac31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりも
| 作成日時：2013年9月1日 0時
