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そろそろ、高校生活にも慣れてきた。
入学してから1ヶ月が経った。
凜々とは、お互い呼び捨てで呼ぶようになった。
そして
「お、おはよ！」
「あ、おはよ」
重岡くんともよく話すようになった。
重岡くんと話してると、面白くて楽しい。
彼はクラスのムードメーカーだ。
今日の1時間目は英語。
担任の小瀧先生だ。
「あ、みんな今日ノート提出って言ったやんな？
授業終わったらまとめて職員室持ってきてなー」
このときわたしは、なにかめんどくさい予感がした。
このクラス、提出物は日番が持っていくことになっている。
そして今日の日番は...わたし。
授業が終わり、みんなノートを前の教卓に置いて行く。
「A日番だよね？手伝おっか？」
「...あ、いいよいいよ！持って行ける！」
凜々が声を掛けてくれたけど
めんどくさいだろうし、1人で持っていくことにした。
階段を恐る恐る降りて、なんとか職員室まで辿り着いた。
「失礼しまーす」
職員室に入って小瀧先生のところに行く。
「お、サンキュ。てか1人で全部持ってきたん？」
「わたしが日番なんで」
「偉いな」
先生は優しく笑ってそう言う。
わたしの目をしっかり見てそう言った。
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作者名：あの | 作成日時：2019年2月16日 2時
