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昨日のあの先生の言葉は本気なのだろうか。
その事がずっと頭から離れない。
'' デートする？俺と''
「いやいや、冗談だよね、」
先生はきっとわたしが悲しまないようにって
あんな冗談を言ったんだよね。
だって実際、先輩の告白は断ってるわけだし。
「どうしたん」
「...え！」
「ぼーっとしすぎやろ、なに寝不足？」
「ううん、違うよ」
「ふーん」
重岡くんが登校してきた。
彼はそのまま前の自分の席に座った。
「佐藤さん、お誘いやねんけど」
「え？」
「文化祭の打ち上げってやつ？やりたいなあと思って」
「...2人で？」
「そうやけど、嫌？」
「あ、ううん、いいよ、しよ！」
「っしゃ！また決めよ」
そう言って重岡くんは
朝からキラキラの笑顔をわたしに見せた。
そんなことを重岡くんと話していると
チャイムが鳴ってHRの時間になった。
いつものように小瀧先生が教室に入ってくる。
昨日の先生の言葉を思い出してモヤモヤする。
いつもより先生が特別に見えた。
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作者名：あの | 作成日時：2019年2月16日 2時
