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日は過ぎて、テストが終わった。
「ほんなら、明日から本格的に文化祭の準備するよ〜！」
先生がみんなにそう言った。
「っしゃ〜！頑張ろな佐藤さん！」
「あ、うん！頑張ろ！」
重岡くんはやっぱりやる気に満ち溢れている。
文化祭とか体育祭とか、好きそうだもんなぁ。
そして次の日の放課後から準備が始まった。
わたしのクラスは、校門を文化祭っぽく飾り付けすることに決まった。
わたしと重岡くんがみんなに指示を出す。
大変だけど、それなりに楽しかった。
「A、どう？重岡くんは」
「えっ？」
休憩の時間、わたしと凜々は自販機へジュースを買いに行った。
ベンチに座って一息ついていると、いきなり凜々から変な質問をされた。
「重岡くん、絶対Aのこと気になってるよ」
「......は？」
「見てて分かる」
凜々の言ってる意味がよく分からなかった。
重岡くんが？わたしを？
「だってあからさまAにずっと話しかけてるし」
「うん、」
「実行委員だって、Aがやるって言った後に俺もやる！って言い張ってたし」
「...うん、」
言われてみれば、確かに、凜々の言う通りだ。
...けど、本当にそうなのか、分からない。
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作者名：あの | 作成日時：2019年2月16日 2時
