欅坂学園 (ページ4)

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転校生ページ4

1週間後

高校に入ったからと言って今までの生活が変わるわけではなかった

変わったことと言えばせんせーとやってた路上ライブに今泉さんが参加したこと

愛佳がバレー部に入って一緒に帰ろうと言わなくなったこと

学園前の坂道を息切れせず登れるようになったことぐらいか…

この時の俺は知らなかったんだ今の生活を180度変えてくれるバカが現れるなんて

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白「おはよう。今日はみんなに嬉しいお知らせがありますなんとこのクラスに転校生が来ます！」

この時期に転校生？

入学式から1週間しか経ってないのに？

？「愛知県から来ました平手友梨奈ですよろしくお願いします」

なんて普通な挨拶。

白「じゃあ席は空いてる所に座ろっか」

平「はい」

空いてる席は愛佳の真ん前で既に愛佳が絡んでいた

可哀想に←

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『はぁぁもう放課後か…』

放課後ってやる事が無さ過ぎて困る

せんせー達とやる路上ライブがある日は暇なんて思えないほど忙しいんだけど今日はバイトしかない

『仕方ないから帰るか』

いつもの帰り道
音楽を聞くためにイヤホンを耳につけて帰る

…なんだあれ

いつもは誰もいない歩道橋に人影

しかもなんか頑張って手を伸ばしてる。

‘落ちるんじゃないか’そんな考えが頭の中を埋め尽くしていく

気づいたら俺は走っていた

『おい、あんた落ちるぞっ』

いつもじゃ絶対出さない大声

相手の方もだいぶビビってしまった

平「あっ…佐久間君だよね？」

『転校生……あ～えっと』

平「友梨奈、平手友梨奈だよ｣

『あ、そうそう平手さん…そこ危ないぞ』

平「そうなんだ…ごめんね引っ越してきたばっかで何もわかんないんだ」

『わかんないのに変なことしてたの？』

見られてたんだ…って小声で呟いて赤くなっていく彼女

『なんであんな事してたの？』

平「いや…手、届くかなって…//」

『っはw』

我慢出来なくなって吹き出す俺

愛佳程とはいかないけど見た目がクールな彼女がそんな事考えるんだw

平「わ、笑わないでよっ」

『いや笑うでしょw』

平「もう…」

『あ、やばい今日バイトなんだもう行くね』

平「うんバイバイ」

そう言えば＿＿＿も空に手を伸ばして届くかな？って笑ってたなぁ

懐かしい。

会いたいよ、俺も愛佳も＿＿の事愛してるから

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