▼これからよろしくね ページ8
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「お前ら揃うとうるさいね」
『あ、凪くん。サッカー部入るのホント？』
「うん。玲王に誘われた」
「ほーら見ろ、俺の方が優先順位が上なんだよ」
『…ぐぬぬ』
「さすがになんか言い返せよ」と私の頭をぐしゃぐしゃ撫でる玲王。コイツ本当にモテてる？大半の女の子の命は髪の毛に宿ってるってご存知でない？
『髪乱れるからやめろ』とその手を払いのけてもニマニマしながらこちらを見下してくるこの男。何でコイツモテてるんだろ。顔か、顔なのか。一発殴っていいかな。
そんな事を思っていると、少し遅れてもう1人の先輩マネージャーがやって来た。私の大好きな藤原先輩。握り締めていた拳の事なんか一瞬で忘れて「先輩こんにちは〜！」と駆け寄った。
「Aちゃん相変わらず早いなあ」
『掃除終わったらすぐ来てるので！…それに新しいマネージャー入ったばかりだし、先輩としてかっこいい背中見せてあげたいんです』
「…ふふ、偉いよ」
先程乱れた髪をさりげなく梳かしてくれる先輩しゅき。ある程度サラサラになったところで手を止め、先輩は後ろの2人に目を向けた。「…あ」と今気づいたそぶりだ。
「君だよね、今日から入部するの」
「そうです。コイツが凪誠士郎です」
「部員多いわけじゃないしありがたいけど…本当にいいの？うちのサッカー部って言っちゃ悪いけど弱小なのに」
「いや俺たちが今日からこの弱小サッカー部を全国優勝に導くんで！な、凪！」
「…あー…うん、そうだね」
「絶対聞いてなかっただろお前」
スマホを取り上げようとする玲王とそれを死守する凪くん。そんないかにも男子高校生らしい会話に藤原先輩はふふっと笑みを溢した。「それは頼もしいね」と微笑む先輩に「…そうですね」と曖昧に返す。
わかってる、きっとこの2人なら。
「これからよろしくねマネージャー。桃原と…あとなんて名前でしたっけ」
「藤原ね」
「そうそう藤原先輩」
『…
よろしくされます…』
「梅干し食ったみたいな顔してんな」
『これから放課後いつでも凪くんが見れるという現実を噛み締めているのでぶっちゃけ玲王の方が優先順位上とかどうでもよくなってきた…でも先輩呼び可愛い羨ましい好き』
「相変わらずチョロいこった」
晩春頃、東京都白宝高校サッカー部に凪誠士郎くんが入部しました。全私が泣いた。
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雪菜(プロフ) - Kyoro丸。さん» ！！！！めちゃくちゃ嬉しいです〜！！続編行きそうなのでこれからも頑張ります！！ありがとうございます☺︎☺︎☺︎ (2023年4月7日 16時) (
レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
Kyoro丸。(プロフ) - いや、これは殿堂入りしなければならない作品でしょ！めっちゃタイプです！これからも頑張ってください〜！ (2023年4月7日 14時) (レス) @page10 id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - みっちゃんさん» うわあああ嬉しいです！！春休みなのでちょくちょく更新していきます！ありがとうございます〜〜〜！！！ (2023年4月7日 12時) (レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - もうどタイプすぎて時間を忘れて一気見してましたwww. 新しい更新まってまーーーす！！！！！！！ (2023年4月7日 12時) (レス) @page33 id: 49aaf38551 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - さえさん» 本当ですか…！！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！！動悸がすごいです！！ありがとうございます〜！！！☺︎☺︎☺︎ (2023年4月3日 0時) (レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪菜 | 作成日時：2023年3月7日 21時
