▼ついに恋敵が現れた！？ ページ24
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「凪先輩、これ飲み物です」
「…ん、どーも」
「はあい」
『…』
高校二年生、初夏。これまで起承転結のメリハリもなくある意味平穏だった恋愛ライフに転機が訪れたかもしれません。
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違和感を覚えたのは少し前、確証に変わったのは最近だ。
新春頃、部活の勧誘で無事に後輩マネージャーを確保した私はそれなりに後輩を可愛がってきた。男子ばかりで不安だろうし、何より後輩ができた事が嬉しかったからだ。
そんな彼女に私はよく喋りかけた。学校生活、部活動、癖の強い先生の話、時には私の恋バナ。それを聞いて色々な反応をする彼女に好感を覚えていたし、ぶっちゃけ過去一仲良くなれた後輩だった。…私にとっては。
だけど最近、彼女は意図的に凪くんに接近しているような気がする。スポドリやタオルを渡す時や片付けの時、凪くんに話しかけていたのは私くらいだったのに、彼女はちょっとした時に彼の近くにいる事が増えた。
勘違いではないと思う。距離感、目線の配り方、言動。彼女が凪くんを見る時、好意がちらついてるような気がする。多分。…アッ、不安になってきた。違かったら申し訳ない。
「なーに潮田ちゃんの事凝視してんの」
『…藤原先輩。だってあの子、私が凪くんを好きって知ってるはずなのに距離が近いといいますか…いや別に恋愛は言い出した者勝ちってわけじゃないですけど』
「うーん…確かにね。もしかしたら恋敵かもね」
『ヴッ……』
数少ないマネージャーを失いたくないし、部活内で恋愛のいざこざは起こしたくないのに。…はあ、参ったなあ。このままバチバチ凪くんを取り合うのは少々気が引ける。
どうしたものか、と考えていると後輩マネ及び潮田ちゃんがこちらに戻って来た。
「…先輩方どうされました？」
「ん？Aちゃんが最近成績下がっててヤバいって愚痴を聞いてたの。っていう私もちょっと不安でね」
『そうなのよ…次の定期テスト頑張らなきゃで』
「そうなんですね。先輩方ならいけますよ！」
ぐっとガッツポーズをする彼女。変なわざとらしさもなく純粋に応援されてしまい、なんだか罪悪感が残る。
…普通にいい子、なんだよなあ。
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雪菜(プロフ) - Kyoro丸。さん» ！！！！めちゃくちゃ嬉しいです〜！！続編行きそうなのでこれからも頑張ります！！ありがとうございます☺︎☺︎☺︎ (2023年4月7日 16時) (
レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
Kyoro丸。(プロフ) - いや、これは殿堂入りしなければならない作品でしょ！めっちゃタイプです！これからも頑張ってください〜！ (2023年4月7日 14時) (レス) @page10 id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - みっちゃんさん» うわあああ嬉しいです！！春休みなのでちょくちょく更新していきます！ありがとうございます〜〜〜！！！ (2023年4月7日 12時) (レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - もうどタイプすぎて時間を忘れて一気見してましたwww. 新しい更新まってまーーーす！！！！！！！ (2023年4月7日 12時) (レス) @page33 id: 49aaf38551 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - さえさん» 本当ですか…！！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！！動悸がすごいです！！ありがとうございます〜！！！☺︎☺︎☺︎ (2023年4月3日 0時) (レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪菜 | 作成日時：2023年3月7日 21時
