▼キュンとする女の子扱い ページ13
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凪くんは十分咀嚼した後雑談をしていたらすっかり目が冴えてきたようで、家に来た時と比べてだいぶ目が開いてきていた。雑談もキリがいいし私もお風呂に入りたいのでそろそろ切り上げてもらおう。
『凪くんこの後帰れる？』
「うん、お腹いっぱいになったし眠くならないうちに帰るよ。それにここから俺の家近いから道迷わずに済みそうだし」
「あら凪くん帰っちゃうの？せっかく仲良くなったから泊まっていってくれてもよかったのに〜」
『(お母さん？！？！？！)』
「…さすがに悪いので。ご馳走様でした」
「あらそう…気をつけてね」
ホッと安堵する。そりゃあ泊まっていってくれたら嬉しい事この上ないけど、一つ屋根の下で寝るとか私の心臓が保たない。残念そうな母を横目に身支度を始める凪くんに目を向けた。学校で何度も見てるのにスニーカーに足を通すその様子がなんだか目新しい。
彼が立ち上がったところで声を掛けた。
『凪くん送るよ』
「いーよ。桃原は女の子なんだから桃原のほうが夜道危ないでしょ」
『…
はい』
思わず胸が高鳴った。
女の子なんだから──何気ない言葉だけど、ちゃんと私を異性として認識してくれている事が嬉しかった。いや逆にあれだけアタックしといて異性としても見られていなかったらどうかと思うが。それでも彼が私の身を案じてくれた。その事実だけで舞い上がれそうなほど気分が高揚したのだった。
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「母さんから聞いたんだけど今日男が来てたんだってね。見たかったなあ」
『次は彼氏として紹介する事になるかもね』
「ならないにパルムを賭ける」
『何だとう』
凪くんが帰った後も高揚した気分に未だ浸っていると、一足遅く帰ってきた弟がそう言う。弟もサッカー部に所属しており、今はなかなかの強豪らしく練習に手抜きはないそうで放課後の練習はみっちりかかる。そのため凪くんと弟は入れ違いになってしまったわけだ。
「それにしても姉ちゃんが男連れて来るなんてね。俺はてっきり
『…あの人はそうはならないよ。私に全然興味ないし』
「どーだか。てか姉ちゃんさっきから髪の毛から水垂れ
てるから早く乾かしてきなよ」
『あ、そうだった』
髪を乾かすべくパタパタと私は洗面所に向かった。
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雪菜(プロフ) - Kyoro丸。さん» ！！！！めちゃくちゃ嬉しいです〜！！続編行きそうなのでこれからも頑張ります！！ありがとうございます☺︎☺︎☺︎ (2023年4月7日 16時) (
レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
Kyoro丸。(プロフ) - いや、これは殿堂入りしなければならない作品でしょ！めっちゃタイプです！これからも頑張ってください〜！ (2023年4月7日 14時) (レス) @page10 id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - みっちゃんさん» うわあああ嬉しいです！！春休みなのでちょくちょく更新していきます！ありがとうございます〜〜〜！！！ (2023年4月7日 12時) (レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - もうどタイプすぎて時間を忘れて一気見してましたwww. 新しい更新まってまーーーす！！！！！！！ (2023年4月7日 12時) (レス) @page33 id: 49aaf38551 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - さえさん» 本当ですか…！！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！！動悸がすごいです！！ありがとうございます〜！！！☺︎☺︎☺︎ (2023年4月3日 0時) (レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪菜 | 作成日時：2023年3月7日 21時
