▼双方爆弾発言 ページ11
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凪くんを取り残し他の部員がダウンをしに行った後、軽いミーティングをして今日の部活は終わりとなった。まだ春とはいえ夜になれば当然空は暗い。帰路が人通りのある場所でよかったなあとしみじみ思った。
部員が次々と帰って行く中で、私たちマネージャーもすばやくボールなどの片付けや倉庫の施錠を行う。それを行った後、私はジャージのまま帰ろうとしたのだが。
「なーぎ。早く起きろってば」
「疲れ過ぎてもう歩けなーい…玲王の高級車で家まで送ってってくれない？」
「いつもならそれでよかったけど…今日は俺家族と外食だからこのまま向かわないといけないんだよ。でもお前を一人ここに置いて行くわけには…お」
『…ん？』
愛犬を散歩に連れて行ったが途中で疲れてへたれ込んでしまいリードを引いても動かない…みたいな状況に遭遇すると、困った様子の玲王と目が合う。何かただならぬ予感が…と思っていると、「ちょうど良かった」といい笑顔を浮かべた玲王が爆弾を落とした。
「お前、凪を連れ帰ってくれよ」
軽く思考回路が停止した。
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『凪くーん…自力で歩いて…』
「無理疲れた…桃原おぶって」
『できるもんならそうするけど無理』
本来なら徒歩圏内であるはずの家が遠い。遠すぎる。
歩く事すらままならない凪くんをおぶる事など当然体格差的にできるはずもなく、その腕を引っ張って凪くんを誘導しているのだが…見ての通り全くもって彼は歩くやる気を見せない。
そんな彼も私には任せられないと判断したのか、もういい学校に泊まると言い出した。しかし現実的に教室で寝ていても警備員に見つかれば自力で帰る事になるしどのみち家まで歩かなければならない。その旨を伝えても彼の足は亀並みにしか進まないのである。
彼がちゃんと家まで帰れるか心配だが、何より自分の帰宅が一向に進まない事もなかなかの問題であった。お母さんに「まだ部活終わらないの？ご飯できてるよ」と連絡をもらってしまったし、私もそろそろ腹の虫が鳴りそうだ。
どうしようかと考えた末、名案を思いつく。
『…あ、じゃあ凪くん私の家来る？』
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雪菜(プロフ) - Kyoro丸。さん» ！！！！めちゃくちゃ嬉しいです〜！！続編行きそうなのでこれからも頑張ります！！ありがとうございます☺︎☺︎☺︎ (2023年4月7日 16時) (
レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
Kyoro丸。(プロフ) - いや、これは殿堂入りしなければならない作品でしょ！めっちゃタイプです！これからも頑張ってください〜！ (2023年4月7日 14時) (レス) @page10 id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - みっちゃんさん» うわあああ嬉しいです！！春休みなのでちょくちょく更新していきます！ありがとうございます〜〜〜！！！ (2023年4月7日 12時) (レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - もうどタイプすぎて時間を忘れて一気見してましたwww. 新しい更新まってまーーーす！！！！！！！ (2023年4月7日 12時) (レス) @page33 id: 49aaf38551 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - さえさん» 本当ですか…！！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！！動悸がすごいです！！ありがとうございます〜！！！☺︎☺︎☺︎ (2023年4月3日 0時) (レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪菜 | 作成日時：2023年3月7日 21時
