検索窓

豆が引かれる音
砂糖をゆっくり落とす音
背伸びした味は ちょっぴり苦い

水が跳ね躍る音
ミルクをまわし入れる音
まろやかな味は ちょっぴり優しい

おしとやかに飲もうとしたけれど
やっぱり両手に持ちなおす

静かに飲もうとしたけれど
やっぱりちょっと暑かった


古びたページがめくれる匂い
隣から香る匂いに憧れて
届いた ビターチョコレート
ちょっぴり 苦かった

懐かしい革表紙が閉じる匂い
記憶から香る匂いに逆らえず
届いた クリームソーダ
ちょっぴり 悔しかった

背伸びをして頼んだ味は
やっぱり 苦い

本心に逆らえず選んだ味は
やっぱり 美味しい


さぁ 次は何を頼もうかな?

本作品にはパスワードがかかっています。
パスワードを入力して作品を閲覧して下さい。
パスワードが不明の場合は作者の方にお問い合わせ下さい。
 パスワード:  
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月城 | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2022年10月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。