番外編�� ページ41
ノーマンside
とある日の深夜、ベッドにて。
僕とレイは"男子会"とやらを開いていた。
「なんだよ、"男子会"って」
「エマとAとギルダが"女子会"開いてたからさ。女子があるなら男子もあるでしょ」
「………まあそうだろうけど」
何故かその"女子会"を覗こうとすると、閉め出されるのだ。
どんな話をしていたかは知らない。
「で？"男子会"で何やるんだよ」
「うーん」
「特にないのかよ！」
レイが突っ込む。
僕は慌ててその口を塞いだ。
「声が大きい。みんなが起きちゃうよ」
「………わりぃ」
「んー、レイに聞きたいことがあるんだ？」
「何？」
「レイってAのこと好きだよね」
その瞬間、レイがピタッと止まる。
それを見て確信した。
「なるほど、やっぱりね」
「まだ何も言ってないんだけど」
「けど否定はしてないよね」
「ぐっ…………」
すぐに否定しなかった時点でもう肯定なのだ。
いつもならそれくらいすぐ気づくのに。
"A"の事となるとレイは鈍る。
それもそれで面白い。
「いつから好きなの？」
「言うわけないだろ」
「へー、せっかくの"男子会"なのに？それに今レイは僕に"弱み"を握られたんだよ？」
「おまっ、脅すのかよ」
「僕は何も言ってないよ」
「くそっ…………七歳のときからだよ」
レイは何かと弄りがいがある。
こうやって案外素直に話してくれるし、今も顔を真っ赤にさせたいる。
「ノーマンは？俺だけ言ってずるいぞ。エマが好きなんだろ？」
「うん」
「だから認めろっ………え」
「好きだけど何か？」
別に隠すようなことじゃないし。
レイの顔がますます赤くなった。
…………ふーん。
「そんな、好きなんて軽々言うなよ」
「…………レイって自分からAに積極的にアピールするくせに、案外初なんだね」
「………自分からするのはよくても、不意打ちとか駄目なんだよ。こういう恋愛話も」
うわー、自分から暴露しちゃったよ。
これで当分レイは僕に逆らえないね。
「………ま、気づいてもらえないけどな」
「………そうだね」
お互いに心当たりはたくさんある。
それらしい素振りをしても、
エマとAは全く気づかないし。
それどころか無防備だし。
「まだまだ先は長そうだね」
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レンスイ(プロフ) - 随分前に感想依頼頂いた者です！ とても面白い作品が拝見でき嬉しかったです！ 感想は私の作品で書いてあるので、目を通していただけたら嬉しいです。ありがとうございました！ (2019年5月25日 17時) (
レス) id: 85db579f44 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 33話の『エマはニッコリした』を『エマは怪しい笑みを浮かべた』にしたらどうでしょうか？ (2019年3月30日 17時) (レス) id: 297e0956e6 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 主人公と誕生日被ってました！この小説ミスが無いし文は読みやすいしで最高ですね！ (2019年3月21日 1時) (レス) id: 1a221874dd (このIDを非表示/違反報告)
まこと - コニーが出荷される日に初めてカロが眠れなかったり、出荷された翌日に食欲がないのと3日も寝込むのはママ視点からしたら怪しすぎる (2019年3月13日 19時) (レス) id: f89bfe1a17 (このIDを非表示/違反報告)
?aksn?(プロフ) - 夢主の誕生日と私の誕生日が一緒で驚きました笑これからも頑張ってください！ (2019年3月10日 13時) (レス) id: e6b7d8f455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 x他1人 | 作成日時：2019年1月4日 18時
