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「A！」
私が目を覚まして四日目。
つまりシスターが来てからしばらくたった。
エマが興奮ぎみに入ってくる。
『どうしたの？』
「発信器の位置がわかった！耳だよ、左耳！」
発信器、耳、採血の跡………。
慌てて自分の左耳を触る。
言われてみれば、ある。
けどほとんどわからないほど小さい。
『レイとノーマンには？』
「まだ、これから伝える」
『そっか。私も数日したらベットから出られる。お手柄だよ、エマ』
「えへへ」
ぐりぐりとエマの頭を撫で回す。
場所と大きさはわかった。
次は壊し方。
私がいないところで三人がどんな話をしてるかはわからない。
けどノーマンとエマは気づいていない。
レイが"内通者"だと。
なら言わないでおこう。
混乱するだけだ。
『シスター・クローネはどう？』
「馴染んでるよ、子供たちと」
『それが吉とでるか凶とでるか。まだシスターは動いてない。けどそのうち絶対に動く。彼女が大人しいうちに準備を進めよう』
「うん」
エマが出ていった後、自分の手のひらを見つめる。
みんなよりも小さくて細い。
それは私が食べていないから。
これからしっかり食べようと思った。
倒れたら迷惑になる。
それに外の世界は未知だ。
"鬼が支配する"世界なんて何が起こるかわからない。
『わからないことだらけだな』
だから、面白い。
ママの秘密を暴くことが、こんなにも大きな秘密に繋がった。
久しぶりに生きていることが面白く感じた。
なら、全ての秘密を暴こうか。
この世界の全てを。
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レンスイ(プロフ) - 随分前に感想依頼頂いた者です！ とても面白い作品が拝見でき嬉しかったです！ 感想は私の作品で書いてあるので、目を通していただけたら嬉しいです。ありがとうございました！ (2019年5月25日 17時) (
レス) id: 85db579f44 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 33話の『エマはニッコリした』を『エマは怪しい笑みを浮かべた』にしたらどうでしょうか？ (2019年3月30日 17時) (レス) id: 297e0956e6 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 主人公と誕生日被ってました！この小説ミスが無いし文は読みやすいしで最高ですね！ (2019年3月21日 1時) (レス) id: 1a221874dd (このIDを非表示/違反報告)
まこと - コニーが出荷される日に初めてカロが眠れなかったり、出荷された翌日に食欲がないのと3日も寝込むのはママ視点からしたら怪しすぎる (2019年3月13日 19時) (レス) id: f89bfe1a17 (このIDを非表示/違反報告)
?aksn?(プロフ) - 夢主の誕生日と私の誕生日が一緒で驚きました笑これからも頑張ってください！ (2019年3月10日 13時) (レス) id: e6b7d8f455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 x他1人 | 作成日時：2019年1月4日 18時
