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あれは五年前、まだ芸能界に入りたてだった


仕事も全然なくて、なんならただの大学生だった俺

バイトして大学行って、たまに仕事が来て

みたいな生活を送ってた



ちなみにバイトは古くさい喫茶店


シフトも自由、バイト中も基本自由


接客さえちゃんとすればいいような店で

店長は優しいお爺ちゃん、


俺はこのなんとも言えない空間が好きだった



今日も固定客しか来ないなぁ

なんてぼんやりしてるところにお客さんが一人




小柄なのにすらっとした綺麗な印象

長いストレートの髪がふわっと香った




顕「いらっしゃいませ。」



「一人なんですけど、

あの窓側の席いいですか?」



顕「はい、大丈夫ですよ、ご案内しますね。」




それがAとの出会いだった

9→←7



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作者名:みんみん | 作成日時:2018年1月31日 19時

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