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キヨ*
寄り道をするなっていつも言ってる。
Aも聞いてくれてた。
それなのにレトさんにはあっさりついて行った。
単純にすごく嫌だ。
Aの向かいに座り直す。
キ「寄り道すんなって言った」
『うん...』
目を泳がしながら
小さく呟く。
あまりに可愛い。
いつもなら絶対に許してる。
でもレトさんが関わってるってだけでイライラが止まらない。
キ「レトさんになんか言われた?」
『レトくんに?なんかって...』
分かってんだよ。
あの人がAに惚れてることぐらい。
『特にないけど...恋バナしただけだよ』
キ「なに?好きな人いんの?」
『ううん。レトくんは気になってる人いるんだって!』
キュンキュンするね、なんて言いながら楽しそうにする。
こいつは鈍感すぎるぐらい鈍感だから気づかないだろうけど
百パーセントAだろ。
『レトくんかっこいいから上手くいきそうだよね』
俺にはかっこいいなんて言わないくせに。
レトさんより何年も一緒にいるのに。
俺の方がAのこと好きなのに。
レトさんの事が好きなわけじゃないんだろうけど
どうしても腹が立ってくる。
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スカイ(プロフ) - え?あの、はい。すきです。←語彙力どこいった。 (2019年2月12日 22時) (レス) id: bfb55ad556 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のこ | 作成日時:2019年1月17日 1時