（リメイク前）５６されそうになってたら、な組に助けられて人生リスタートした件。【stpr】

第２７話 ページ29

『でも…私なんかがこんな可愛いやつ、つけても似合わないよ？ｗ』


さ「いや、絶対似合う！！ほら、このイヤリングとか可愛くない？」



そう言ってさとみくんが指さしたのは、

ピンク色の宝石がはめ込まれた

片耳ごとに月と星で形が違う、アシンメトリーのイヤリング。



『わぁっ！可愛い！！』


さ「ふふ。でしょ？」



そのイヤリングは、はさんでつけるタイプなので、

耳に穴をあけていない、子供の私でもつけれる構造になっていた。


さとみくん、そこまで考慮してくれたのかな…。




さ「じゃ、そのイヤリングで決まりだね！よし、会計いこ。」


『え…！でもこのイヤリング…結構高いよ…？』


さ「大丈夫。殺し屋の報酬金額を舐めるなよ？ｗ」


『ええ…でも…。』


さ「今日一緒に遊ぶの付き合ってくれたし、

そのお礼にでもさ、

俺が贈りたいだけだし遠慮しないで。」



このまま遠慮しててもらちが明かない気がしたので、

ここはさとみくんに甘えることにした。


まあ、確かにあのイヤリング可愛かったし…。




『じゃあ、お願いします…。』


さ「うん！」



そして、さとみくんはクレジットカードで支払いを済ませ、

イヤリングが入った紙袋を私に渡した。




さ「はい。」


『わぁっ…！』



中を見ると、キラキラと光り輝くイヤリングが。



『つけてみてもいい？』


さ「もちろんいいよ。」



そして私はイヤリングを付けた。

くるっと一回転すると、

イヤリングが揺れキラキラっと光って綺麗。



『うふふ。可愛い！

ありがとう。さとみくん！！』


さ「ううん。別にいいよ。俺が勝手にしたことだしｗ

喜んでもらえたようで良かった。」



そう言ってさとみくんはニカッと笑った。

わぁ…爽やかイケメン…！！




さ「じゃ、もう夜も遅いしもう帰るべ。

いい子は寝る時間だぞ？」


『分かったｗじゃ、帰るか！』



そう言って歩きだした時だった。





？「あー！！！さとみくんが女の子ナンパしてるっ！！」


？「え？どこですか？」




…ん？？

あの声はもしかして…？

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