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第15話 ページ17

紫「そして、昨日、その金を積むための運び屋をしていたのが君。

でも俺たちは、君が『龍王組』の一員とは思えない。

君は一体、なんで昨日の夜あんなことをしていたの?

今度は君が俺たちに教えてくれないかな?」



同盟を組ませるために積んだお金が、

昨日私が運んでいたお金。


じゃあやっぱりあのアタッシュケースは…。

そして、あのパパさんは…。




『龍王組のこと、教えてくれてありがとうございます。

それじゃあ、今度は私が話します。

昨日のこと、今までのことを。』



それから私は、


本当の両親が亡くなってしまい、義母に引き取られたこと。

そしてそこでの生活が最悪だったこと。


義母が払ってくれない生活費を払うために、パパ活をしていて、

そのときのパパさんに運び屋をやらされたこと。



今まであったこと、全部を話した。



話していると、だんだんと涙がこみ上げてきて、

気づけば目から、大粒の涙がこぼれていた。


『あれ。なんで私…泣いてるんだろ…。』



すると…


桃「…辛かったよな。でももう大丈夫だから…。」


桃色髪の人が、私の背中をぽんぽんと叩きながら、

優しい言葉をかけてくれた。



そして他の人たちも、「大丈夫」などと言ってくれたり、

私を優しく抱きしめてくれた。



昨日会ったばかりの人たちなのに、

なぜか、この上ない安心を感じている自分がいた。


この時に感じたあの温もりは、

多分これから先も忘れないと思う。



紫「…そっか。今まで辛かったよね…。

ずっと我慢して、君は偉いね。とても凄いよ。」


『あ…ありがとうございます…。

えっと…私が今話せるのはこれくらいです。』


紫「うん。話してくれてありがとう。」


そう言って、紫髪の人の人は優しく笑った。



赤「…全く、こんな可愛い女の子に、運び屋の仕事を押し付けるなんて、

やっぱり龍王組の奴らはクズの集まりだね。」


黄「本当そうですよ。今目の前に奴らが歩いてたら

捻り潰してぶっ56してやりたいです。」



わぁー…。

なんかものすごく物騒な話をしている人たちがいる…。


しかもこの赤髪の人に関しては、

今、私のこと可愛いって言ったよな…?



紫「それじゃあ、なんで君が狙われいるのか、話そうか。」

『あ、はい。お願いします。』

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設定タグ:stpr , な組 , 殺し屋   
作品ジャンル:恋愛
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をどり。(プロフ) - すずねこさん» 返信が遅れてしまってごめんなさい…!!良い人…初めて言われました。”良い人”なんて…嬉しいです。でも私の気持ちをただ綴っただけです…私がそんなこと言ってもらうのなんて勿体ない…wでも、心に響いたのならよかったです…!!改めてありがとうございます! (2022年11月23日 19時) (レス) id: b58af5af88 (このIDを非表示/違反報告)
すずねこ - 良い人や、、、作者さん、、、 (2022年3月12日 14時) (レス) @page32 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
なずな(プロフ) - 続きになってしまい、申し訳ありません。また、ものすごく遅い時間なのに返信してもらえて、うれしかったです。ありがとうございました。 (2022年3月10日 22時) (レス) id: 6bfa476d19 (このIDを非表示/違反報告)
なずな(プロフ) - いえいえ、私も塾などでしょっちゅう間違えて落とした点の総合計はたぶん100オーバーなので、大丈夫です。をどり。さんの物語(言い方わからないな。)はすごく面白いので、投稿の再開を待っていますし、をどり。さんが楽しく投稿できる日が来るよう、私も祈ります。 (2022年3月10日 22時) (レス) id: 6bfa476d19 (このIDを非表示/違反報告)
をどり。(プロフ) - なずなさん» なずなさん、ご指摘ありがとうございます。自分でも自分で書いた文章が不安だったので、ビシッと言ってもらえてすごく助かりました。直しておきます…。私に共感してくれる方がいってよかったです。また楽しく作品を投稿できる日が来るよう、私も祈っています。 (2022年3月10日 22時) (レス) id: a82f1fe8cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:をどり。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/  
作成日時:2022年2月14日 0時

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