（リメイク前）５６されそうになってたら、な組に助けられて人生リスタートした件。【stpr】

第１１話 ページ12

『あーーーーーーっ！！！！！』



私は、質問をされていたにも関わらず

気づけば紫髪の人に向かって指をさし、叫んでいた。



そうだ…！思い出した！

この紫髪の人、私が昨日５６されかけていたのを

助けてくれた人じゃん！！


そして他のカラフル頭の人たちは、

この紫髪の人と一緒に来て、

ヤクザみたいな男たちをコテンパンにしてた人たち！！


そして、私、

昨日怖すぎて気を失ってしまったから

放置するのもあれだからっていうことで

親切心でこのお屋敷に連れてきてくれたのか！！



なーるほどねッ！←



私が一人、勝手に心のなかで納得していると、

やけにいくつもの視線を感じた。




しん…



あたりは静まり返っていた。


周りのカラフル頭の人たちは、

みな、困ったような表情で私を見つめていた。



…あ。そっか、


今私は、出会い頭に紫髪の人に指をさし、

その上、質問されていたにも関わらず、

一人叫んだというヤバい人だった。




紫「…え、えっと…君、大丈夫…？」

紫髪の人が、苦笑いをしながら聞いてきた。


『あ、だ、大丈夫です！！

えっと、すみません！急に突然叫んでしまって…。』


紫「いや、大丈夫なら良かったｗ」



この人優しい…。許してくれた…。

昨日は圧が怖いっていうイメージしかなかったけど、

改めて考えると、本当は優しい人なのかも。


すると、黄色髪の人が紫髪の人のもとに来て

紫髪の人になにかを耳打ちした。


黄「なーくん…そろそろ…言わないと…」

紫「ああ…そうだね。」


すると、紫髪の人は

他のカラフル頭の人たちに、一回ずつ目を合わせ、

そして目の前にいる私に視線を戻した。



紫「えっと…こんな知らない場所にいきなり連れてこられて、

すごく混乱させちゃってると思う。

でも、どうか驚かずに聞いてほしい。」



やけに改まって、

私にゆっくりと諭すかのように

そう言った。

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