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抱きしめた体温も
風に揺れる髪から香る甘いにおいも
キスをしたら
伏せた長い睫毛を震わせて
おっきな黒い瞳でうるうるとオレを見つめて
「二宮さん……」
呼んでくれたあの声も
昨日のことのように思い出すのに……
いやね？
箱入りで育ったAちゃんだから
なかなかハードルが高いってのはあるけどさ
にしても，こと今回の恋愛に関して言えば
自分のヘタレっぷりが
我ながら笑えてしまって仕方ない
「モテモテ二宮さん」
って呼ばれてたあの人は
一体どこ行っちゃったんでしょうな
こんなときでも，もしあの王子だったら……
……なんて
ムダに相葉さんが情報を吹き込んでくる
「翔ちゃん」とやらを思い浮かべて
また焦りが沸いてくる
きっと，こんなときも
綿密なデートの計画を立てて
夜景の綺麗な店でエッロい言葉かなんか囁いて
あんなことやこんなことまで
スマートに持ち込んじゃったり
……すんでしょうね
いやいやいや。
そんなん持ち込まれても困るし。
そもそもコッチだって
勘違いしてもらっちゃ困りますよ？
したいだけの男と思ってもらったら。
でも……
やっぱ好きなんだもん。
そーゆー気持ちになるのは
仕方ないことでしょ。
布団の上でしばしゴロゴロと転がってみて
所在なく枕をぎゅっと抱いて。
どうしたらあの王子に勝てっかなぁ……
ともすればネガティブな思考に陥りそうな自分に
えいっ，と喝を入れる
つーかさ。Aちゃんはオレのもんだし。
櫻井とか，もはや関係ないハズだし？
時計を見ると，ちょうど４限が終わるとこで。
とりあえず行ってみっか……
窓の外，
10月になるのにまだまだ暑そうな日差しを
ちょっとだけ睨みつけて
携帯と財布をポケットにつっこむと
よし，と気合いを入れて家を出た
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しえ(プロフ) - あまーい二宮さん楽しませてもらった〜♪鼻唄とかたまりまへん(*´Д`*)気が向いたら二人のイチャコラも宜しく(〃▽〃)ﾎﾟｯ (2015年2月8日 23時) (
レス) id: 05ed0e0ec8 (このIDを非表示/違反報告)
にゃのこ(プロフ) - ゆっきーさん» ありがとうございます！ 辿り着いて頂いて，こちらこそ感謝感謝です☆ 初々しいぴゅあーな気持ちなど遥か昔にどこかに置いてきてしまった作者が書いてますが，キュンと言っていただけて幸せです☆ (2015年1月11日 2時) (レス) id: ad4d894b84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 初めまして。時期はずれですみません^^;どこからかたどり着いて読ませていただきました。主人公ちゃんの初々しさとドキドキが伝わってきてキュンとしながら読んでいました。素敵なお話をありがとうございました(*^_^*) (2015年1月10日 8時) (レス) id: e830c97901 (このIDを非表示/違反報告)
にゃのこ(プロフ) - しえちゃん，いつもありがとう☆ ちょっぴりダメな(笑) でも愛すべき二宮さんとお別れで，寂しくなっちゃってマス，自分が(笑) 最後あんまり雅にぃ出て来なくてごめんよ〜 (2014年12月22日 18時) (レス) id: ad4d894b84 (このIDを非表示/違反報告)
しえ(プロフ) - いま緑くんでいっぱいやけどココへ来るとあたしの中の黄色くんがヒョッコリ出てくるわ♪アチラも覗いてこよーっと(〃▽〃) (2014年12月17日 12時) (レス) id: 05ed0e0ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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