寮生活、はじめました。【ヒロアカ】 (ページ9)

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意外ページ9

前回・寮の夕食おいしい

お腹を満たした私は、部屋でシャワーを浴びていた。

～シャァァー(水の流れる音)～

気持ちー
シャンプーとか持ってきてよかった

…あ。バスタオル忘れた。
なんてこったい。

ここは取り敢えずハンカチで身体拭いて、バスタオルは誰かに借りよ…

ー

タンクトップにショートパンツというラフな服装に着替えた私は今、焦凍くんの部屋の前に来ています。

理由は、1番快く貸してくれそうだから
勝己くんとか論外怒られる。

ノックをして、ドアを開ける。

『焦凍くん、バスタオル貸してもらえる…？』

爆豪「あぁん！？」

あれ、おかしいなあ。
なんで勝己くんが居るのかな…？
見間違いかなっ！

一旦ドアを閉める。

チラッとネームプレートを確認する。

"爆豪勝己" …ん？

ドアを開けてみる。

爆豪「てめぇさっきから何なんだよ！！」

『間違えたぁぁぁぁぁ』

再度ドアを閉めようとすると、それは勝己くんによって防がれた。

爆豪「何の用だよ？」

『バスタオル…貸してほしくて。』

そう言った瞬間、顔に何かが飛んできた。

『ぼふっっ』

それは白いタオルで

爆豪「それで拭けや！！」

『…ありがとう？』

珍しいこともあるんだな
そう思い髪を拭いていると、

爆豪「てめぇ、髪もまともに拭けねぇのかよ！」

貸せっ、そう言って勝己くんは私を床に座らせて私の髪を拭き始めた。

『もうちょい優しく…』

爆豪「文句言うなやクソが！黙って拭かれとけ！」

そう言いながら、拭く力を弱めてくれる彼に少し戸惑いながらも黙って拭かれる。

人に髪拭いてもらうの何年ぶりだろ…

バスタオルもいい匂い…

あ…れ…

なん…か……ね………む…………

ー勝己sideー

目の前で無防備に眠る彼女を見て、珍しく俺は焦る。

どうしてこうなったのか。

半分野郎に頼るのがムカついたからタオルを貸してやった。

でも髪を拭くのが下手くそで、仕方ないから髪を拭いてやった。

そこまではいい。

何で寝てるんだよッ！！

本当に無防備すぎんだろ…
俺じゃなかったらきっと襲われてたぞ。

『…スゥー………スゥーー…』

自然と彼女に目がいってしまう

タンクトップに短けーパンツ。
誘ってんのか…？

髪を拭くときだって、見ないように必死に自分と戦った。

爆豪「ハァァァァ…」

長いため息をつくと、俺は彼女を抱き抱えた。
部屋のベッドまで運び、布団を掛けてやった。

爆豪「…おやすみ、A。」