鬼神様と崇められた鬼 弐【鬼滅の刃】

第50話 助かった鬼 ページ5

鳴女「無惨様ご報告があります」


無惨の動きが止まった


無惨「なんだ？」


鳴女「上弦の伍 玉壺、上弦の肆 半天狗
2名が鬼狩りにやられました」


無惨「なんだと？ﾋﾟｷｯ」



無惨の顔には沢山の青筋が
浮かび上がっていた



無惨「興が削がれた、私は出かける」



無惨はAから離れ
1人外へ出ていった



貴方「……た、助かった」



だが無惨が消えても
Aの体の疼きが収まることは無かった



貴方(危なかった…
やつに傷物にされるところだった

やつが目の前にいるのにワシは……
なんて弱いんだ悔しい！！)



己の無力さを噛み締めていたA



薬の効果が切れるまで
部屋で横になろうと無惨の部屋をでる



しかし薬の効果は全く薄まらなかった
部屋へ向かうが体が熱くて
真っ直ぐに動くことができない



貴方「あ……あと少し…っはあ」


部屋はもう目の前
やっと着いたとほっとした時


童磨「あれ〜？Aちゃんどうしたの？」


通路で童磨にあってしまった


貴方「な、んでもないっ…そこを退け」


童磨「ん？なんだかいつもと様子が変だけど
俺が部屋まで担ごうか？」


貴方「いらん！…っもう部屋は目の前だ
お前がどけばすぐそこだ、ワシに構うな！」



早く戻らねば……



童磨「ねえ？本当大丈夫？」


童磨がAの肩に触れた瞬間


貴方「ひゃっ！？ﾋﾞｸｯ/////」


体に電気が走ったような感覚に襲われ
Aはその場で座り込んでしまった


童磨「え！？なに？どうしたの？汗」


童磨はAに近付いた


童磨「顔赤いじゃん！
え、鬼でも風邪ひくの？汗
無理しちゃダメだよ？
部屋まで運ぶから遠慮しないで！」


貴方「要らんと言っている！
ワシにっ…ん……構うな！///」


童磨「痩せ我慢は良くないよ」



童磨はAを抱き上げた
Aの体反応してﾋﾞｸｯと
動いたが童磨は気にせず
そのまま部屋まで連れていく



童磨「はいベットだよ
なんか持ってこようか？
その体普通じゃないよ」


貴方「…運んでもらったのは礼を言うが
もうワシに構わないでくれ//」



息を荒らげながらAは
童磨から身を隠すように布団を被った



童磨「でも心配だよ
なんかあったらちゃんと言うんだよ？



俺はいつでも来てあげるから笑」


貴方「！！み、耳元で喋るな！！/////
早くっ出てけ！！」


童磨の顔面を殴り、
部屋から追い出した


貴方「早くっ/////治まってくれ…/////」

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