鬼神様と崇められた鬼 弐【鬼滅の刃】

第62話 この戦いが終わったら ページ23

貴方「…っ」


黒死牟の衣服が残り
その中にはいつかの笛が2本あった


貴方「これはワシが預かるぞ巌勝」


懐に笛を入れる


不死川「玄弥玄弥！！」


杏寿郎「落ち着け！不死川！」


Aは直ぐに彼らの元へ駆けつけた


貴方「玄弥！無一郎！ワシの声が聞こえるか？」


玄弥「…Aさ…っ」


貴方「よかった…上手くいったようだな涙」


玄弥「兄……ちゃん皆…」


不死川「馬鹿野郎！！なんて無茶しやがる！
俺がどれだけ心配したかっ……！！涙」


涙を流しながら玄弥を抱きしめる不死川
煉獄や悲鳴嶼はニコッと笑う

無一郎は呼吸はあるがまだ意識は戻らない
念の為体内に異常がないか医療班に
お願いすることにした


貴方「よかった…ﾌﾗｯ」


杏寿郎「A！」


煉獄がAを支え、抱き締める


貴方「悪い、杏寿郎
少しだけこうしててくれ……」


杏寿郎「うむ、構わない笑」



ああ、やっと杏寿郎に抱きしめて貰えた
ずっと恋しかった、会いたかった



貴方「杏寿郎ワシは上手くやれたかの？」


杏寿郎「ああ、もちろんだ」


貴方「ずっとお前が恋しかったっ」


杏寿郎「俺も君に会いたくてたまらなかった」


貴方「無惨を倒してここを出よう
その時はワシはお前のものだよ笑」


杏寿郎「！！/////」



Aは優しく微笑んだ
久々に見る彼女の笑顔に杏寿郎は
心拍数が上がりっぱなしだった



貴方「お前たちもう少し
身体を休めたらどうだ？」


不死川「ああ？あいつをぶっ倒すまで
おちおち寝ていられるかよ？」


悲鳴嶼「鬼舞辻無惨を倒すまで私も
叩かなくてはならない…」


杏寿郎「行くぞ！！」


4人「おう！！」


玄弥「まって！兄ちゃん！俺も！」


不死川「玄弥……」



一緒に行こうとする玄弥
しかし不死川は玄弥のデコに
軽くデコピンをする



玄弥「いてっ！！」


不死川「馬鹿野郎、お前はもう少し休んでろ
それに今度は兄ちゃんにカッコつけさせろ笑」


玄弥「兄ちゃん…」


不死川「必ず戻る、待ってろ玄弥」


玄弥「うん！行ってらっしゃい！！涙目」


貴方「玄弥！無一郎のことは頼む！
無理に身体を動かさないよう見ててくれ！」


玄弥「はい！Aさん！」


4人は無惨の元へ向かった
カラスの知らせでは炭治郎と冨岡が
無惨と戦闘中とのこと

急いで向かわなければ
今度こそ守る！！



「……“＿＿＿＿”……」

貴方「！！」



ピタッ


杏寿郎「どうした？A」


貴方「……いやなんでもない、行こう！」

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