鬼神様と崇められた鬼 弐【鬼滅の刃】

第56話 やっとここまで来たぞ ページ16

貴方「……巌勝」


黒死牟「目が覚めたか」


貴方「！！……隊士たちを食ったのか」


黒死牟「ああ…あのお方の命令だ」


貴方「巌勝もうやめろ、
無惨に従っても意味は無い
やつは自分以外の鬼を何とも思ってない」


黒死牟「私はあのお方に…救われた恩がある
あの方を裏切ることなど…出来ない」


貴方「何が恩だ！あいつはただ自分の
利益になることしか考えていない！
巌勝！私とこい！もしかしたらお前を
人間に戻す方法があるはずだ！」


黒死牟「それは……出来ない」


貴方「！！」


黒死牟「私は今更人間に…戻る気は無い」


貴方「そんな……」


黒死牟「……来たようだな」


貴方「え？」



ギィィー





「待たせたな、黒死牟殿



Aを返してもらうぞ！」





なぜこんな所まで……



貴方「……っ杏寿郎！」




そこには杏寿郎、そして無一郎が立っていた
杏寿郎は少し傷をおっているようだった



無一郎「煉獄さん無理しないでね？」


杏寿郎「うむ！」


黒死牟「ほう…猗窩座を倒したか
少しは成長したみたいだな」


杏寿郎「俺はまだまだ強くなる！
もうAに悲しい思いはさせない！！」



貴方(杏寿郎見ない間に少し逞しくなっている
相当の努力をしたのが分かる…でも)



貴方「杏寿郎逃げろ！
いくらお前でも巌勝の相手は無理だ！
お願いだからこれ以上傷つかないでくれ！！」



お願いだっ


涙目になりながらAは言う




杏寿郎「心配するなA笑
もう俺は逃げない、君に守られてばかりの
あの時の俺とは違う！
今度こそ君を守る！！そのために俺は来た！」



貴方「！」



なんて真っ直ぐな目だ
ワシがどんなに言ってもお前は
聞く耳を持たないだろうな……



黒死牟「その言葉…真か確かめてみよう

月ノ呼吸 壱ノ型 闇月・宵の宮」



黒死牟から攻撃を仕掛ける


杏寿郎「！時透殿！気をつけろ！
やつの攻撃はひとつじゃない！！」


無一郎「うん！分かってるよ！」




攻撃を避けながら黒死牟との距離を詰める




貴方(くそ！ワシも参戦しなければ！
しかし力がっ…いやそんなこと言ってられん)


どうにか拘束を解こうと動くA


杏寿郎「A無理をするな！」


黒死牟「よそ見とは……余裕だな？」


杏寿郎「！！」



刀同士がぶつかり合う



無一郎「霞ノ呼吸 肆ノ型 移流斬り」


黒死牟「！！…お前…継国家の生き残りか？」


無一郎「そんなの知らないよ
おじさんみたいな人親戚にいないし」

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