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第12話 酒と藤の木 ページ13

愼寿郎は警戒しながら
Aの横に座った


愼寿郎「酒も飲めるのか鬼のくせに」


貴方「まあな
人間と変わらない食事をとっているからな」


Aは愼寿郎に酒を継いだ

グッと酒を飲む愼寿郎


愼寿郎「お前は何故生きてる」


貴方「ワシには守らねばならない家族がいる」


愼寿郎「家族?鬼は群れないだろう」


貴方「そうだな、だが家族と言っても
血の繋がりはないワシが守っている村の者達だ」


愼寿郎は少し驚いた


鬼が人間を守るなどありえないからだ


愼寿郎「……」


貴方「信じられないという顔だな、
仕方ない煉獄を柱も同じ顔をしていたからな。

ワシはその村の者に恩がある
だからワシは彼らを守る義務がある。」



静かは風がAの頬をなぞる



愼寿郎「…お前が鬼である限り、
俺はお前を信用しない。」



貴方「構わないさ」



愼寿郎「お前は何故、その村にこだわる」


貴方「もう600年も前だ、
ワシが倒れているところを村の住人に救われた

鬼であるワシを忌み嫌うことなく、
普通に接してくれた

だが、人間には寿命をあるし
病気や怪我もする

弱い彼らを助けるのはワシの役目だ、
たとえこの身が滅ぼうともな」


愼寿郎「!?」



愼寿郎は亡き妻の面影とAを重ねた



愼寿郎「…もし」



貴方「ん?」



愼寿郎「もしお前が杏寿郎や千寿郎に
手を出すようなら俺は迷わずお前首を切る

覚悟しておけ……」



貴方「肝に銘じておく(微笑」


それから2人は酒が無くなるまで
藤の木を眺めながら飲んでいた




その会話を陰で煉獄が聞いてると
知らずに……




煉獄は自室に戻った


煉獄「……父上」



煉獄は涙を流した



今まで酒に溺れ、罵倒される日々
父はもう俺たちのことをなんとも
思っていないと思っていた


辛かった


だが、A殿と話していた
父上の言葉を聞いて思わず泣いてしまった




次の日




煉獄「A殿おはよう!」


貴方「ああ、おはよう」



煉獄は庭で素振りをしていた



貴方「朝から鍛錬か」


煉獄「うむ!今日はとても気分がいい!
A殿はよく寝れたか?」


貴方「ああ、それと煉獄」


煉獄「なんだ!」


貴方「良かった」


煉獄「!!」



そういってAは居間へと向かった



煉獄「やはり、侮れないなA殿は…」



煉獄は照れくさそうに笑った



ーーー
ここで大正こそこそ噂話!
Aさんは煉獄さんの気配を感じ、
わざと愼寿郎さんに家族の話を
持ちかけたらしいですよ!

第13話 兄弟と鬼→←第11話 手を合わせて頂きます



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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 煉獄   
作品ジャンル:アニメ
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もちーず - 更新頑張ってください (2021年3月3日 19時) (レス) id: abd0311f3a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 霊夢たん!さん» やべぇどの辺ですかね汗 治しておきます(--;) (2020年10月30日 19時) (レス) id: aea81487e4 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢たん! - 突然すみませんが字が誤字っていたりぬけていたりしていましたよ(*^-^*) (2020年10月22日 19時) (レス) id: 836bc9f2ad (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 涙さん» あ、すいません汗 ちゃんと設定も読み直して時間があり次第直しておきますね! (2019年12月14日 0時) (レス) id: aea81487e4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 無限列車編の縄は切ってしまったら夢の主以外は永遠に意識が戻らない筈です、原作通りじゃなくてもいいですが原作の安否は守って欲しいです (2019年12月14日 0時) (レス) id: 5e09944bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年11月27日 14時

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