13話 跡 ページ15
あれからどれぐらい寝たのか分からない
目を覚ますと夏油さんの姿は無く
テーブルの上に書置きが置いてあった
『軽い食事を作ったから後で食べてね
早く良くなってね笑 夏油傑』
貴方「わざわざありがとうございます
うう汗でベトベトだ。お風呂入ろ」
睡眠を沢山とったおかげで
翌日から無事出勤出来た
常連さん達からは待ってたよと
歓迎してくれて、元気を貰えた笑
貴方「お待たせしましたー！」
「ありがとう笑
おや？Aちゃんいつの間にコレ出来たの？笑」
そういってお客さんは小指を立てて見せた
貴方「え？…私今恋人居ないですよ〜
何言っちゃってるんですかw」
「じゃあ首のソレなんだい？」
貴方「え？首？」
トイレで確認すると首筋に赤く跡がついていた
貴方(なんだろコレ？寝ぼけて引っ掻いた？
それとも虫刺され？…全然覚えがない汗)
その日は髪を下ろし、首元を隠すように働いた
カランカラン
貴方「いらっしゃいませ〜あ！傑さん！
昨日はありがとうございました笑」
夏油「こんばんは顔色がかなり良くなってるね笑」
貴方「はいお陰様で笑
今日は何にします？」
夏油「コーヒーと…あれ？
今日は髪下ろしてるんだね珍しい笑」
貴方「えっ？…あー今日はそんな気分でw」
夏油「首のソレ…何？」
貴方「あ、これですか？
私には身に覚えが無くて汗
寝ぼけて引っ掻いたか、虫にでも刺されたんですかね？」
夏油「へー」
夏油は少しニヤリと口角を上げる
夏油「今日も美味しかったよ笑
やっぱりAの入れる珈琲が1番だね」
貴方「えへへそう言って貰えると嬉しいです笑」
夏油「でもさっきのは驚いたよ
てっきり恋人に付けられたのかと思ったよ」
貴方「ないないw私お店初めてから
恋人なんてろくに作れてませんもん汗
おかげでずっとフリーですよ」
夏油「へー、こんなに可愛いのに勿体ない笑」
貴方「可愛いくないですよ汗
傑さんお世辞でも嬉しいですけど」
夏油「私は可愛いと思うよ？」
貴方「…あ、あんまりからかわないでください///」
あまり言われ慣れてないため
恥ずかしくなるA
夏油「それじゃあ美味しかったよ
またくるね笑」
貴方「はいありがとうございました笑」
カランカラン
夏油(まあ、私がつけたのだがね…ｸｽｯ
寝てる時の君が余りにも可愛かったから
つい独占欲が出てしまった笑)
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牙(プロフ) - りんごさん» どうぞもっと可愛いがって下さい← コメントありがとうございます！更新早めにできるように頑張ります！ (2021年8月28日 16時) (
レス) id: aea81487e4 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 可愛い．．． (2021年8月27日 17時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牙 | 作成日時：2021年6月23日 21時
