【炎炎ノ消防隊】目覚めた九柱 参

第九十九話 私と誰か ページ8

貴方「いたたっ…汗」




紅丸さんのデコピン地味に痛かったわ



でも仕事に集中してなかった私が悪いし
あーなんか私らしくないな汗





ズキッ



貴方「いっ！……え、なに今の？
デコピンの所じゃなかったよね？」




あれ、なんか……ｶﾞｸｯ




貴方「ぁ……足に力が入らないっ！？」




なんだこれ一気に力が抜けていく
しかもまた頭痛がっ



ズキッズキッ





貴方「ううっ！…いった……はあっ！」




呼吸も！はあっやば意識が…




意識が朦朧とする中、
Aの目の前に白装束が現れた




「これはチャンスだ回収しろ」


貴方「お、前ら…か汗」


「大人しくしていろ」


貴方「……このっ…ﾊﾞﾀｯ」


「よし連れて行け」




動かなくなったAに触れようとする




グサッ




「は？……なっｺﾞﾎﾞｯ」


「なっ！意識はないはず！？汗」




1人の白装束の胸に鎖が突き刺さる
完全に意識を失っているはずのA




「早く拘束し、連れていっ！？」


「馬鹿な！どうして動いている！？」




能力だけでなく、Aもゆっくり動きだした




「抵抗するなら痛めつけてから拘束してやる！！」




Aにいっせいに襲いかかる







貴方「……ﾆﾔ」









ー






貴方「……あ、れ？」




私何してたんだっけ？
なんか身体が動かなくてそれで…


そうだ！白装束が目の前に！！
早く抵抗しなきゃ！！





貴方「あれ？……」





なんで、、、







みんな死んでいるの？





辺りは血の海と無残に転がる

白装束の体が一部だった





貴方「え？……なんで？……」




誰かがやった？
でもこの傷からして私のだよね？






ﾄﾞｯｸﾝ



ﾄﾞｯｸﾝ



ﾄﾞｯｸﾝ






鼓動の音で何も聞こえなくなる
恐怖と混乱で身体が震える


Aはいても立っても居られなくなり
その場から逃げ出す





息を切らしながら、第七へと戻る






貴方「はあっ！はあっ…！」



自室に戻り座り込む



貴方「私が？……やったの？…っ」





ガダガダと震える

ズズズッ




貴方「！？」




周囲は黒い炎に包まれた


こんな時にアドラリンク？
なんなのよ！！



するとAの目の前に現れたのは
Aの瓜二つの少女だった




貴方「お前は……一体何？
私を乗っ取って何する気だ！！」


『私はお前だよ。お前の中に眠る本能さ』


貴方「本能？何言って……」


『気付いてない訳ないだろ？ﾆﾔ
お前は人を殺すのを楽しんでる事に』

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