もう1人の最強3

リハビリという名の番外編(現パロ) ページ10

絶対続き書く、書くから、こういうのでリハビリさせてクレメンス…

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「はい、これあげる」

そう言って手に乗せられたのは、シルバーのブレスレット。

見るからに高級品であることが伺えるそれは、きっと高校生の自分では到底手出しできない代物だろう。

『いや、えぇ？こんな高そうなの貰えないよ…』

「Aはいちいちそんなこと気にしなくていいーの。

それいらなくなっちゃったからさ、貰ってよ。」

いつものサングラスをしながら笑顔でそんなこと言われたら、断るに断れなくなってしまう。

同級生である悟がこんなふうに物を渡してくるのは、何も今に始まったことじゃない。

少し話は逸れるが、俺と悟が初めて会った時の話をしよう。

俺と悟が初めて会ったのは高校1年の頃。

第1志望の高校に入れたということもあり、期待と、これからどんな青春を過ごせるのかというわくわくで、心を躍らせながら門をくぐる。

門をくぐると校舎までまるで俺たち新入生を導くように桜並木が続いていて、どこか浮世離れしたけしきだった。

そんな綺麗でありながらも、少し不気味な雰囲気な桜並木を抜けた先。

そこに彼はいた。

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