番外編[完] ページ7
「ん…」
シャーというカーテンの開く音が聞こえ、目が覚めた。
隣を見ると左の手は僕と手を繋いだまま、カーテンを開くAがいた。
「A」
僕が呼ぶとAは振り返って
『悟、おはよう。気分はどう?』
「うん、おはよう。昨日に比べたらだいぶマシになったよ。」
『そっかそっか。悟がちゃんと寝れたならなによりだよ。』
そういえば俺が眠りについた時はまだ夜だったはず…なのに、今しがたカーテンを開けられた窓に目を向けると空は明るくなり、朝日が昇っていた。
俺が起きるまでの間、Aは手を握ってくれていたのかな…。
「ごめんね、A。手を握ってくれてありがとう。」
『いいえ〜。ちょくちょく手離しちゃったけど…それはごめんね?』
「ううん、大丈夫。それくらいなら我慢できるよ。」
『我慢はなるべくして欲しくないなぁ…』
なんて言いながら空いている手を僕の額に当て、体温を確認しているA。
次は体温計を手を取り、僕の額へとかざす。
ピッと音がして、体温計に表示されているであろう体温をAが確認する。
『37.6…まだ少し高いけど、だいぶ下がってきたね。』
「うん…でも、まだ頭ぐわんぐわんする…」
『頭かぁ…硝子ちゃんに貰った薬の中に頭痛薬があったんだけど、それ飲む?先にご飯食べなきゃだけど…』
「飲みたいから食べる、けど、そんなに食べれないかも…」
『無理して食べなくてもいいんだよ。食べたら薬飲んで、汗もかいてるだろうから着替えて体拭こうね。』
「わかった。」
いいこって頭を撫でてくれるA。
立ち上がってキッチンに行き僕はAが戻ってきてくれるのを待つ。
『お待たせ、ご飯できたよ。』
数分後、戻ってきたAをぼーっと見てるとAが顔を上げて笑って
『どうしたの?そんなに見て…』
あの頃は寒くて、寂しい気持ちでいっぱいだった、けど今は…
「…なんでもないよ」
『?変な悟…』
温かくて幸せな気持ちでいっぱいだ。
ーーーーー
救済執行
書くの楽しすぎて勢いのまま公開しちゃった作品です。
こっちとは全然違ってぶっ飛んでる。
ぶっ飛んでる(大事なことなので2回言った)
でも書いてて楽しいのはこっち。
バカしてる方が楽しいよねって。
更新は交互になると思われ。
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runva - あ”あ”あ”ぁぁ”好きぃぃ!!もう何?悟可愛すぎんか?つか主のポジめちゃめちゃ好きなんだが?…あ、更新待ってます! (2022年6月14日 17時) (レス) @page9 id: b1b697b532 (このIDを非表示/違反報告)
to(プロフ) - 五条悟がものすごく可愛くて最高です!!続き待ってます! (2022年5月23日 20時) (レス) @page9 id: 2f498d8916 (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - 心にクリティカルヒット決まりました(?)!!あなたの書く五条悟が占ツクの作品の中で一番好きです!!泣いちゃう悟可愛い…抱きつくの尊い…好き(?)てか文章書くの上手すぎます読んでて面白いし尊いです!!無理のないように頑張ってください!! (2022年1月29日 22時) (レス) id: f85de546f7 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - めっちゃ好きです!更新頑張ってください!続き待ってます。 (2021年5月30日 17時) (レス) id: 4c88008713 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楓さん x他1人 | 作成日時:2021年5月21日 4時