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番外編3 ページ3

そんな甘えん坊状態な悟を離そうとするとわんわん泣いて、更に熱が上がってしまうのが目に見えているので、悟の好きにさせている。

こんな弱ってる時くらい俺を頼ってほしいからね…。

そんなことを思っていたが、ふと悟の体温をまだ測っていないことを思い出した。

「いいか?七瀬。五条の体調に少しでも変化があれば、随時あたしに報告すること。それがたとえ早朝でも、深夜でも構わないから、絶対だ。」

これは硝子ちゃんに口酸っぱく言い聞かされたことだった。

口では「うるさいヤツが1人減っていいんじゃないか?」なんて言っていたが、硝子ちゃんは硝子ちゃんなりに心配をしてくれているのだろう。

『悟、そろそろ熱測ろうか。』

「う、ん…」

左手は悟と手を繋いで、右手は硝子ちゃんから貰った体温計を取り出す。

この体温計はどうやら最新機種?のようで、額にかざせば一瞬でその人の体温が測れるという優れものだった。

『38.4…今でも十分高いけど、これはもっと上がっちゃうかなぁ…』

いつもは雪のように白い肌を今はまるで茹でダコのように真っ赤に染め、虚ろで、でも涙で潤んだ瞳で俺を見つめながら名前を呼んでくる。

「A…」

今の悟は熱が高すぎて、それくらいしか出来ないのだろう。

『ここにいるよ。でも、そろそろ悟のご飯作らないと…悟、少しの間ここで待てる?』

幼児退行している悟に対し、思わず小さい子に話しかけるように俺がそう言うと

「っや、だ…お願い、行かないで…!」

悟は熱のせいで上手く力の入らない必死に体を動かし、俺に縋りついて来た。

『うーん、困ったなぁ…じゃあさ、悟、俺と一緒にリビングに来る?』

「うん…」

俺に抱きつきながら肩を震わせている悟の返事を聞き、毛布ごと抱き上げて、リビングへと向かう。

リビングに着いたら、悟を寝かせてもまだ余裕があるくらい大きいソファにゆっくりと運び、周りに置いていたクッションを枕替わりにしてやる。

『ここでなら待てる?』

「待てる…から、早く戻ってきて…」

『ん、りょーかい。』

お米は寝る前に炊いておいたのがあるし、葱や卵も確か冷蔵庫にあったはず…あっあったあった。

これだけあれば卵がゆが作れるだろう。

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 男主
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runva - あ”あ”あ”ぁぁ”好きぃぃ!!もう何?悟可愛すぎんか?つか主のポジめちゃめちゃ好きなんだが?…あ、更新待ってます! (2022年6月14日 17時) (レス) @page9 id: b1b697b532 (このIDを非表示/違反報告)
to(プロフ) - 五条悟がものすごく可愛くて最高です!!続き待ってます! (2022年5月23日 20時) (レス) @page9 id: 2f498d8916 (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - 心にクリティカルヒット決まりました(?)!!あなたの書く五条悟が占ツクの作品の中で一番好きです!!泣いちゃう悟可愛い…抱きつくの尊い…好き(?)てか文章書くの上手すぎます読んでて面白いし尊いです!!無理のないように頑張ってください!! (2022年1月29日 22時) (レス) id: f85de546f7 (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ好きです!更新頑張ってください!続き待ってます。 (2021年5月30日 17時) (レス) id: 4c88008713 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楓さん x他1人 | 作成日時:2021年5月21日 4時

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