もう1人の最強3

番外編(五条悟体調不良ネタ) ページ1

季節は秋が深まり冬に入り始めた。

この季節は気が抜けない、なぜなら…

「ケホケホ」

『悟、大丈夫？』

「う、ん…ケホッ」

昔から身体の弱かった悟がこの季節になるとどうしても体調を崩してしまうのだ。

今も咳が酷く、返事も上の空で今回も相当辛そうだ。

これは明日あたり…いや、今日の夜中あたりからもっと酷くなるだろうと予想し、先に悟を寝かせ、俺は傑の元へと向かった。

コンコン

「A…？こんな時間にどうしたんだい？」

『夜遅くにごめんね…実は、悟が風邪をひいちゃったみたいで…』

どんなに気をつけても悟は風邪を引く。

昔から病弱な悟は春夏秋冬の季節の変わり目は風邪を引いてしまっていた。

今は落ち着いて年1になっただけでも成長したと悟は言っていた。

それでも風邪を引いてしまえば翌日には高熱に悩まされ動けなくなり、俺が居ないと泣き続けるので俺は悟が熱を出したら数日は休み引きこもって悟の看病をする。

薬とかは硝子ちゃんが持ってきてくれるし、診てもくれるので病院…とかいうか医者嫌いの悟に助かる。

「そうか、もうそんな季節に…なにか必要なものはあるかい？」

『うーん…特にないかな。悟が風邪をひくならそろそろだと思って、いろいろと買い込んでおいたから。』

俺がそう言うと傑は「慣れって怖いな…」なんて独り言のように呟いた。

『そうだね…』

数年前の冬に悟が熱を出して倒れたのに、あの時は本当に驚いて、オロオロするばかりで俺は何もすることができなかった。

それから毎年体調を崩す悟に俺は看病をするのが定着した。

季節の変わり目は呪いが溜まりやすい、そんな中、休むのは申し訳ないけど、傑などにお願いして俺は休んで悟の看病をする。

『そういうことだから、数日はお願いね。』

「あぁ、分かったよ。悟にお大事にと伝えてくれるかい？」

『うん、わかったよ。ありがとう、傑。おやすみ。』

「おやすみ。」

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