エイプリルフールネタ9 ページ13
「久々にこんな寝れた…」
俯きながらポツリと呟いた悟は不思議そうな表情をしてそう言った。
『ふふ、それなら良かった。』
「Aがいなかったから寝れなかったんだよ…」
そう言った悟は苦しそうな顔をした
いくら強くたってしっかりとした睡眠が取れなければ疲れが溜まるに決まってる
椅子から立ち上がり悟の体を包み込むように抱きしめた。
ごめんねの意味を込めて…。
『よしよし。いつも頑張ってて偉いね、悟。でも1人で全部背負わないで…俺も、一緒に背負うから…隣にいるから。』
ぎゅうぎゅうと締め付けてくる悟の頭を撫で続ける。
ゆっくり、ゆっくり。
悟の背負っているものが少しでも軽くなるように。
ーーーーー
「俺、硝子に愛想つかされたんじゃね？って言われてすごい焦ったんだけど…」
『硝子ちゃんそんなこと言ってたんだ…』
「五条〜お前エイプリルフールって知ってっか？」
「エイプリルフール…？」
「知らなかったのか…エイプリルフールって言うのは一年に一回だけの嘘をついても許される日だよ。」
「…つまり？」
「七瀬が愛想をつかしたなんて嘘ってこと」
『俺が愛想をつかすなんてことあるわけないでしょ？』
「…お前ら、騙したのか」
「騙しただなんて人聞きの悪い…五条が勝手に騙されたんだろ」
「…お前ら全員そこに座れ！1発ずつ殴らせろ！！！」
『ちょっと悟、女の子に手をあげちゃだめだよ。』
「うるせぇ！とりあえず殴らせろ！！！」
「ご乱心だな…」
「ご乱心とか言うレベルじゃないだろう…じゃあA、あとは頼んだよ。」
『なんで？普通に嫌だよ！？』
「じゃあな〜七瀬。骨は拾ってやるよ」
『ちょっと待って…無理だって…！』
その後校内でリアル鬼ごっこが始まり、全員仲良く夜蛾先生の拳骨を食らったのは言うまでもない。
ーーーーー
思ったより長くなってしまいましたが、エイプリルフールネタはこれで終了となります。
後日談として書かせていただきますが、この1件以降、悟はしばらくの間大人しく過ごし、Aの傍を離れなかったとかなんとか…。
番外編が増えてきたので、そろそろ番外編だけの物を作ろうか考えております…こんな話が読みたい、こんな設定はどう？なんてものがあったらコメントをくださると嬉しいです。
もしリクエストが集まったら番外編を作ろうかなと…。
長くなってしまいましたが、ここまでありがとうございました。
次は本編の更新となります。
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おしハかみ - 面白くて更新されてるところまで何周もしてます！更新頑張ってください あとものさん…同じく吹き出しました (2021年8月12日 21時) (
レス) id: 492366013d (このIDを非表示/違反報告)
もの - 一ノ瀬彼方さんで吹き出しました笑(恐らく一部の人にしか通じない？) (2021年6月21日 22時) (レス) id: 112c53966a (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望(プロフ) - 雪マカロンさん» 全部の作品にコメントしてくださり、ありがとうございます！皆勤賞ですね…！ (2021年5月22日 18時) (レス) id: 8cebe82b4d (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望(プロフ) - りゅうさん» 続編を公開させていただきました (2021年5月22日 18時) (レス) id: 8cebe82b4d (このIDを非表示/違反報告)
りゅう - 続編の方にパスワードがあって見れないです。 (2021年5月21日 19時) (レス) id: 4f634d2c27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓さん x他1人 | 作成日時：2021年3月28日 18時
