エイプリルフールネタ7 ページ11
悟side
あれから俺は気を紛らわすために任務に出続けていた。
「どいつもこいつも雑魚だな…」
次の任務地はどこだったっけ…
ぐらりと倒れかかる身体を何とか起こし歩みを進める。
「…悟、君任務詰め込みすぎじゃないか？」
「少し休んだ方がいい、ろくに寝れてないんだろう？隈すごいよ」
そういい手を伸ばしてくる傑の手を思わず払い除ける。
「っ傑には、関係ないだろ…」
「関係ないわけないだろう。他でもない大切な友人である君がそんなに弱ってるのに、見て見ぬふりをするほど私は冷たい人間じゃないよ。」
「とにかく、君には1度無理にでも寝てもらうよ。」
その言葉と同時に感じた衝撃と意識が遠のく感覚。
「あっいや、だまた…」
また、夢を見てしまう…
Aが俺を捨てて何処かに行ってしまう夢を…
抵抗も虚しく、俺の瞼は下がっていった。
ーーーーー
Aside
高専に着いたと同時に医務室を目指し一直線で向かう。
『っ硝子ちゃん、悟は？』
「やっと王子のお出ましか…あのバカなら奥で寝かせてる。さっさと行け」
『うん、ありがとう』
教えてもらったドアの前に行き、開く。
中に入ると白を基調とした部屋に溶け込んでしまいそうなほど白い人物がベットに横たわっているのが見える。
『悟…』
ベットの横に設置されていた椅子に腰掛け、その綺麗な顔を見下ろす。
すごい隈、寝れてなかったのかな…
無意識に目元に付いた隈に手を伸ばし、ごめんね。そんな意味を込めて優しく撫でる。
白い彼に付いた隈はとても目立ち、顔色も悪く見えた。
しばらく悟の顔を眺めているとなんの前触れもなく涙を流し始めた。
『えっ…さ、悟…？』
悪夢でも見ているのだろうか、
そんなに心配しなくても、誰も悟を置いていったりしないのに…
『大丈夫だよ、俺も、みんなも、誰も悟を置いていったりしないよ。だから、泣かないで…』
大丈夫、大丈夫だよ。
悟が泣いてしまった時などに良くやっていたように抱きしめ、頭を撫でながら安心できるような言葉を呟く。
これをすれば大抵は泣き止んでくれた。
けど…
今回は駄目らしく、なかなか泣き止んでくれない。
せっかく寝てるとこ悪いけど、悟には起きてもらうしかないかな…。
『悟、起きて』
ーーーーー
五条悟は私が幸せにする！(どっかの富士山頭風)(散々泣かせてるやつが何言ってんだ)
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おしハかみ - 面白くて更新されてるところまで何周もしてます！更新頑張ってください あとものさん…同じく吹き出しました (2021年8月12日 21時) (
レス) id: 492366013d (このIDを非表示/違反報告)
もの - 一ノ瀬彼方さんで吹き出しました笑(恐らく一部の人にしか通じない？) (2021年6月21日 22時) (レス) id: 112c53966a (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望(プロフ) - 雪マカロンさん» 全部の作品にコメントしてくださり、ありがとうございます！皆勤賞ですね…！ (2021年5月22日 18時) (レス) id: 8cebe82b4d (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望(プロフ) - りゅうさん» 続編を公開させていただきました (2021年5月22日 18時) (レス) id: 8cebe82b4d (このIDを非表示/違反報告)
りゅう - 続編の方にパスワードがあって見れないです。 (2021年5月21日 19時) (レス) id: 4f634d2c27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓さん x他1人 | 作成日時：2021年3月28日 18時
