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鮮紅 / 鈴屋 什造 (亜依様リクエスト) ページ6

勝手に:re設定です。すみません

―――――――――――――


終わるときは一瞬なの。
ズブリ、とおしえてもらったようにナイフを刺せば、簡単。
あれ?

ねぇ、ままはどこ?








「Aちゃんです?」


ひとりぼっちで座っていた部屋。
一番背の低いヒトを先頭に、黒い服の5人が入ってきた。



「初めまして。僕は鈴屋什造です。Aちゃんは僕達の班に入ってもらうことになりました」

「簡単に言っちゃえば、色々体験していってもらいます」



ままのことで頭がいっぱい
グチャグチャの頭の中

うつむいて自分の手や腕を見れば、たくさんの赤い糸がある。

そっと触ればこころが安らいだ。



――――――ままの、愛のあかし。






「最初はちょっと大変かもですが、僕達がついてるので。よろしくです」


黒髪の人が、手を差し出してくる。




『…………ぁ…』


ずっと使わずにいた喉が、掠れた声を出した。

目に入ってきたのは、今さっき見たばかりもの。
とってもキレイな



透き通るような白に映える、鮮やかな赤。





『…………ま、ま……?』



手を伸ばす。
私と同じ、ままの愛。


触れた腕はちょっとだけ温かくて




恋しい、私のまま



『まま、は、どこ?』



黒いヒトの腕
つかんだ腕に力がこもる。

長い爪が食い込んで、一筋、真っ赤な血が流れた。



思い出す

大切な、ままとの日々





『会いたいよぉ………』





突然、なくなった。
突然、沢山のにんげんが来た。

周りは血の海
さっきまで私を見ていたお客さん。

知らないヒトに囲まれて。


ままはどこかへ

私はここにいるよ


――――――ここはどこ?








「Aちゃん」





「Aちゃんに、プレゼント」




差し出されたのは、1本のナイフ





「サソリちゃんです」




それを受けっ取った。
可愛いな



『…………?』


頭に感じた温もりに視線を上げれば、ちょっと笑って、私を撫でるヒト。


ままとは違う、優しい手つき。
慣れないそれ



でもどこか、安心して




『…………じゅう、ぞー』

「Aちゃん」





ぎゅ、と彼に抱き着いた。








(安心するヒト)

(ちょっとだけ)


――――――――

Aさんは、元ビッグマダムのカイビトで、とても強いのでいきなり鈴屋班入り、という設定。
続きを書く、かも

亜依様、リクエストありがとうございました。

いえない / 佐々木琲世→←_約束 / ウタ



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風冬(プロフ) - しんかいのくらげさん» リクエストの方書かせていただきました、こんなに遅くなって申し訳ありません。ありがとうございました!^ ^ (2018年8月10日 12時) (レス) id: a233740d3b (このIDを非表示/違反報告)
- 書けたらで、いいのでお願いします。 (2017年3月22日 4時) (レス) id: eebb3790b5 (このIDを非表示/違反報告)
- リクエストよろしいでしょうか?ホオグロで、pink お願いします。 (2017年3月22日 4時) (レス) id: eebb3790b5 (このIDを非表示/違反報告)
蘭世(プロフ) - 宇井さんお願いします!突然リクエストすいません... (2017年2月12日 11時) (レス) id: a6afbd1290 (このIDを非表示/違反報告)
鈴羽 葉月@低浮上(プロフ) - 風冬さん» 書いて頂きありがとうございます!!! これからも応援させて頂きます!! ありがとうございました!! (2017年2月5日 22時) (レス) id: cb82f46597 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風冬 | 作成日時:2016年1月14日 22時

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