Pillow talk / 有馬 貴将 ページ38
『てか死んだらどうしよ、真面目に』
「え、それは困るかな」
『いやそうだけどさー』
私は貴方ほど強くないしさ。
そう言おうとしたとき、貴将に左手を握られた。
というより、顔の目の前まで左手を持ってこられた、の方が正しかったかもしれない。
「………」
『………え？』
どうしたの、と目で訴えても、貴将は何も言わずに目を逸らす。
自然な流れで自分の左手に視線を送ると、
薬指には光る銀色の指輪が。
指輪。
……指輪？
え。何これ
そう言いかけて、
いやいやそうじゃないだろ、と心の中で自分につっこむ。
こういう場面ですぐに涙を流せないのは女としてどうなんだろう。
私に可愛げがないだけか。
冷静？
どきどきしてるよ、これでも。
『いつ、つけたの？』
「さっきAが寝てたとき？」
『なるほど』
「A、ありえないくらい気付かないからヒヤヒヤしたよ。ありえない」
『ごめんー』
「なんか暗い話始まっちゃうし」
『あはは、ごめんて』
「結婚してくれる？」
『……！』
ムードとか、あるじゃんそういうの。
お互い何も着てない状態でプロポーズってどうよ。
……それに今婚約したって、3日後の戦闘で生き残れるかも分からないのに。
パニックで返事に困る。
気づいた時には貴将の顔が目の前にあって、軽く吸い付くようなキスをされた。
唇が離れ、小さい音が鳴る。
鼻先が微かに触れる距離
顔が、熱い。
何も考えられなくなる。
ねぇ、泣きそうだよ。
一緒になってくれるって、期待していいの？
「……返事は？」
色々な文句は置いといて、私は何の脈絡もなく言われたプロポーズの言葉に、とりあえず頷いておくことにした。
ーーーーー
唐突にどうでもいい報告をさせてもらうと、私(作者)、ついに念願叶って占ツクにログインしたんですよ。いえい。
これで作品の掛け持ちとかしやすくなる…？ 喰種の長編とか書きたいと思ってます。
いやー、機能とかあんまり分かってないけど頑張って使いこなしたいです。
今回は有馬さんの甘めということで。
甘めになってなかったらごめんなさい。
リクエストをいただいてからかなり時間が経ってしまって、申し訳ありません…！
本当にすごい前にしてくださったリクエストなのに、って感じで…
リクエストありがとうございました！
Even Heaven / ナキ→←Pillow talk / 有馬 貴将（鈴羽 葉月＠鳴狐様リクエスト）
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風冬(プロフ) - しんかいのくらげさん» リクエストの方書かせていただきました、こんなに遅くなって申し訳ありません。ありがとうございました！^ ^ (2018年8月10日 12時) (
レス) id: a233740d3b (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 書けたらで、いいのでお願いします。 (2017年3月22日 4時) (レス) id: eebb3790b5 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - リクエストよろしいでしょうか？ホオグロで、pink お願いします。 (2017年3月22日 4時) (レス) id: eebb3790b5 (このIDを非表示/違反報告)
蘭世(プロフ) - 宇井さんお願いします！突然リクエストすいません... (2017年2月12日 11時) (レス) id: a6afbd1290 (このIDを非表示/違反報告)
鈴羽 葉月＠低浮上(プロフ) - 風冬さん» 書いて頂きありがとうございます!!! これからも応援させて頂きます!! ありがとうございました!! (2017年2月5日 22時) (レス) id: cb82f46597 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風冬 | 作成日時：2016年1月14日 22時
